らいおう
雷桜
愛する人と結ばれることが許されなかった時代。運命に挑み、愛を貫いた二人。日本版「ロミオとジュリエット」が誕生した――原作は、時代小説というジャンルながら、多くの女性読者に支持されてベストセラーとなっている、宇江佐真理の小説「雷桜」。『余命1ヶ月の花嫁』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の廣木隆一監督初の時代劇作品。日本映画界に欠かせない若手実力派俳優の岡田将生と蒼井優を迎え、廣木監督らしい繊細な心理描写で、時代劇という枠に囚われることなく、美しくて、儚くて、切ない、至極のラブストーリーへと昇華させた。
あらすじ
徳川家に生まれた清水斉道(岡田将生)は、孤独で退屈な日々を送っていたが、家臣の瀬田助次郎(小出恵介)の「私の故郷・瀬田村の山には天狗がおります…」という話に興味を持ち、瀬田村へ向かう。途中、御用人の榎戸角之進(柄本明)らが止めるのも聞かず、一人「天狗の棲む山」へ馬を走らせる。そこで斉道は、瀬田山で生まれ育ち、父・理右衛門(時任三郎)と二人きりで自由奔放に暮らしていた雷(蒼井優)に出会う。村人から天狗として恐れられていた雷は、岩本藩と島中藩の諍いに巻き込まれ二十年前に誘拐された助次郎の妹・遊だった。山の外を知らない遊は、“身分の違い”など意識せず、まっすぐな気持ちで斉道に向き合う。斉道は“殿”という立場を忘れて話すことができる遊に惹かれ、次第に二人は心を通わせていく。しかし、周囲がそれを許すはずはなかった―。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
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雷桜(C)2010「雷桜」製作委員会