生誕150年 文豪・泉鏡花~映画で浸る幻想と浪漫~/時代劇プレミアム23
うたあんどん
歌行燈
哀切にして艶麗――鏡花文学の極致を描く悲恋の傑作!『婦系図 湯島の白梅』『白鷺』に続いて、衣笠貞之助監督が三たび泉鏡花の名作文学を映画化。市川雷蔵と山本富士子という大映ゴールデンコンビを迎え、能の家元の嫡子・雷蔵と盲目の謡曲師の娘・山本とが運命の糸にあやつられながらも、その純愛をつらぬく姿を明治情緒と能楽の世界の幽玄美でどこまでも哀しく、美しく描く。
あらすじ
能楽の名手・喜多八(市川雷蔵)は伊勢の素人謡曲師・宗山の芸を侮辱し、彼を自死へと追い詰めてしまう。いきさつを知った父から即座に破門され放浪の日々を送っていた喜多八は、あるとき偶然に旅先で宗山の娘・お袖(山本富士子)に出会う。父の最期を目の当たりにしたお袖は芸への恐れを抱き、芸奴に身を落としていた。地廻りに痛めつけられた喜多八をお袖が介抱するうちに、いつしか二人の間には仇同士と知りながら愛が芽生えて――。
放送スケジュール
=放送日
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