じってにん
十手人
第7話
肉親を失ったショックで岡っ引きを殴ってしまい罪人となるも、持ち前の正義感と熱意が認められ十手持ちとして勧誘される若者・源七を、いまや名悪役として引っ張りだこな髙嶋政伸が熱演。江戸っ子の気っ風が色濃くでた、人情の厚さ・友情思いな性格から、庶民が不幸な目にあっていると居ても立っても居られず走り出す、若く青臭い新人十手持ちだ。そしてそんな彼を厳しくもクールに見守るのが、渡瀬恒彦演じる同心・佐々木弦一郎。この渡瀬恒彦がさすがのいぶし銀な演技で作品を支えていて、惚れ惚れすること間違いなし。源七は持ち前のエネルギーで、後先顧みず事件に首を突っ込み市民を守ろうとするのだが、新人ならではの詰めの甘さで職務外の取り調べをしたり、度々ピンチに陥ってしまう。そんな彼を、弦一郎が叱責しつつも支えるという、一種のバディものとして非常にクオリティの高い作品だ。そして物語全編を通してお菊とのラブストーリーが展開されたり、源七と母の確執が回を追うごとに明かされていくなど、源七の青春物語としても、毎話、翌週の放送が楽しみになること請け合いだ!
あらすじ
たった一人の肉親を失った源七(髙嶋政伸)は深酒をして酩酊状態で、岡っ引きの徳蔵(片桐竜次)を殴ってしまう。そこに割って入ったのが南町奉行所同心・佐々木弦一郎(渡瀬恒彦)だった。捕らえられ、百叩きと罪人の入れ墨を入れられた源七は、仕置牢で自殺を試みる薄幸な娘・お菊(酒井美紀)と出会う。彼女の境遇を聞くにつれ、源七は、理不尽な理由によって泣き寝入りさせられている庶民の多さを知る。出牢後、源七はお菊の濡れ衣を晴らそうと、たった一人で無鉄砲に奔走する…
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
十手人(C)東映