とくがわいえやす
徳川家康(映画)
山岡荘八の同名小説を映画化、1965年に公開された東映映画。家康の誕生前から、桶狭間の戦いを経て、岡崎城に戻るまでを丹念に描く上映時間2時間半弱の大作時代劇。『風雲児 織田信長』以来の信長役を演じる萬屋錦之介(当時・中村錦之助)が、素晴らしい「敦盛」の舞を魅せる。幼い竹千代が今川の人質となるため、病床の父や、家臣たちと別れるシーンには涙を禁じ得ない。
あらすじ
駿河の今川家と尾張の織田家にはさまれた三河では、十数年にわたり、刈谷の水野家と岡崎の松平家が対立していた。刈谷の水野忠政(加藤嘉)は、闘争終結のため、織田家に組みしたい息子の信元(原田甲子郎)の反対を押し切り、娘の於大(有馬稲子)を今川家を後ろ盾にする岡崎の松平広忠(田村高廣)のもとに嫁がせる。天文11年、二人の間に生まれた男の子は竹千代と名付けられる。忠政が亡くなるとすぐに、信元が織田家に寝返ったため、於大は岡崎を離れざるをえなくなる。さらに今川義元(西村晃)が、竹千代を駿府城に客人として迎えることを伝えてくるが、これは雪斎禅師(千田是也)の進言で、広忠に忠誠の証を立てさせるための人質だった。竹千代は、七人の侍童とお共頭の金田与三左衛門(尾形伸之介)ら少数の一行と駿府城をめざすが、途中、渥美の浜で、今川方の戸田一族に裏切られ、信元に売り渡されてしまう……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
徳川家康(映画)(C)東映