ちかえもん
ちかえもん
第4話 「善悪不明九平次(ぜんかあくかくへいじ)」
近松門左衛門の人形浄瑠璃『曾根崎心中』の誕生秘話を、連続テレビ小説「ちりとてちん」の脚本家・藤本有紀が創作し、"人間近松"を描いた人情喜劇。藤本氏は、本作で第34回向田邦子賞を受賞!同賞で時代劇が選ばれるのは初。みどころはなんといっても、ストーリーをけん引する松尾スズキ&青木崇高の最強コンビ。人気劇団「大人計画」主宰の松尾スズキが愛嬌たっぷりに近松門左衛門を演じる一方、実力派俳優・青木崇高が情に厚く純情で曲がったことは大嫌いという渡世人・万吉に扮し、ふたりが巻き起こす騒動に、笑って泣いて心がほっこり温まること請け合い!劇中の人形浄瑠璃の場面は本格的で格調高いが、物語全体はコメディータッチで現代的要素もふんだんに盛り込まれ、決して堅苦しくない時代劇の枠を超えた新感覚のドラマとして楽しめる。"ソーシャルディスタンス"の世の中ですが「やっぱり、人っていいな」と思わせてくれて、落ち込んでいる時に万吉みたいな相棒がいたら前向きになれそう!そんな気持ちにさせられる作品です。ちなみに「ちかえもん」とは、劇中で万吉が近松門左衛門の名前がなかなか覚えられず、思わず口から出た愛称。国民的人気アニメキャラクターみたいで親しみが湧きますね。さらに余談!芸能界の素敵なカップルとして注目される青木崇高&優香ご夫妻は、本作で出会い結婚したそう!!そんなみどころ満載の「ちかえもん」。ぜひご期待ください!!
あらすじ
時は元禄16(1703)年。現代にも通じる格差広がる世の中で、戯作者・近松門左衛門(松尾スズキ)は、定番の"歴史モノ"しか書けず、妻に逃げられ、母に呆れられ、スランプに陥り、大坂堂島新地の「天満屋」に入り浸り、年増遊女お袖(優香)相手にちびちび酒を飲む、冴えない中年男だった。そんな近松の前に、ある日謎の渡世人・万吉(青木崇高)が現れる。近松と万吉の二人は、お初(早見あかり)や徳兵衛(小池徹平)など、人形浄瑠璃「曾根崎心中」に登場する、ひと癖もふた癖もある人々と出会い、さまざまな騒動に巻き込まれていく…。
果たして近松は傑作を書きあげることができるのか?
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
ちかえもん(C)NHK