日本映画界に新風を巻き起こした角川映画の第2弾となる大ヒット作品。「母さん、ぼくのあの帽子どうしたんでしょうね?」という西条八十の詩の一節とジョー山中の歌う主題歌が当時流行した。アメリカからやってきた青年(ジョー山中)の不審な死をきっかけに、その捜査に乗り出す刑事・棟居(松田)。捜査するうちに高度経済成長期の戦後日本の暗部と悲劇が浮かび上がる。三船敏郎、岡田茉莉子、鶴田浩二、そしてハリウッドスターのジョージ・ケネディ、ブロデリック・クロフォードと、邦画史上かつてないスケールで描かれ大ヒットを記録した。