ざとういちちけむりかいどう
座頭市血煙り街道
67年の正月映画第一弾として公開されたシリーズ第17作で、監督は三隅研次が務めた。剣豪スター、近衛十四郎が浪人・赤塚多十郎役を演じ、勝新太郎と日本映画史に燦然と輝く堂々とした風格の立ち回りシーンをみせる。
あらすじ
市(勝新太郎)は旅篭で旅の母子・おみねと六つになる良太と相部屋になるが、おみねは前原の宿にいるという夫の庄吉のもとに良太を連れて行くよう頼んで病死する。良太を連れて前原に向かう途中、市は旅芸人の一座と知り合う。市は、座長のともえが土地のやくざ・金井の万造一家に連れ去られそうになった時、助けてくれた浪人・赤塚(近衛十四郎)と知り合う。市と良太は前原で、庄吉が働いている窯焼きの名人・太兵衛(松村達雄)を訪ねるが、1年ほど前から行方しれずという。翌日、太兵衛の娘・おみつ(高田美和)に良太を預けて、市は庄吉を探す。庄吉はご禁制の金粉銀粉や朱を使った絵皿や壺を密造する代官・鳥越(小沢栄太郎)とやくざの権造(小池朝雄)一家に軟禁されて、その下絵を書かされていた。市は権造の囲われるお仙(坪内ミキ子)の手引きで庄吉を助け出す。だが、権造は、太兵衛を殺し、おみつと良太をさらう。庄吉をともなって市は、権造一家に乗り込み、皆殺しにする。そこに、代官・鳥越を始末した赤塚が現れる。赤塚は公儀の隠密で、事件を闇に葬るために庄吉たちを斬ろうとする。市は庄吉親子を救うため、赤塚と向かい合う……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
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