時代劇専門チャンネル

イントロダクション

2011年初春、「鬼平」シリーズの原点ともいうべき、“盗賊”を描いた新たな時代劇が登場!

夜兎の角右衛門

1989年に第一シリーズが制作されて以来、20年以上もの長きに渡り、圧倒的支持を集めている「鬼平犯科帳」。時代劇専門チャンネルにおいても、1998年の開局から現在まで、最も高い人気を誇っており、チャンネルの看板ともいえる作品です。

その「鬼平」シリーズの原点ともいえるのが、原作者・池波正太郎が"盗賊"を主人公に描いた短編集「にっぽん怪盗伝」です。池波正太郎は「鬼平」を書き始める前に、何本もの"盗賊"を主人公とした短編を書いており、そのいくつかには脇役として「鬼平」の主人公"長谷川平蔵"が登場することもあり、 「鬼平」ファンのあいだでは隠れた名作として知られています。

チャンネル初のオリジナルドラマとしてふさわしいものは何かと考えたとき、チャンネルで最も人気の高い「鬼平犯科帳平」の原点ともいえる作品であり、また、鬼平の敵役である"盗賊"を主人公に据えることによって、鬼平の世界観を受け継ぎながら、外伝として新しいドラマが展開できるのではないかと思い、「にっぽん怪盗伝」の一篇「白浪看板」を選びました。

そして、ドラマタイトルは登場する盗賊の名前から採り、『鬼平外伝 夜兎の角右衛門』と名付けました。 「外伝」というサブタイトルが示しているように、本作品はあくまでも「鬼平犯科帳」の世界を受け継いでおり、「鬼平」ファンはもちろん、すべての時代劇ファンにご満足いただける作品を目指しております。

脚本の金子成人、監督の井上昭といった数々の名作時代劇を手掛けてきた二人をはじめ、スタッフも「鬼平」組が制作にあたっています。

主人公は、盗賊・夜兎の角右衛門。

先代の夜兎が遺した三カ条の掟「人を殺さず、女を犯さず、貧しきものからは盗まず」を守る本格派の大物盗賊です。"盗賊"は、「鬼平」の魅力を語る上で欠かせない影の主役です。

この度、 スカパー!と時代劇専門チャンネルでは、2011年初春に新たな時代劇ドラマ『鬼平外伝 夜兎の角右衛門』を放送します。 "盗賊"にスポットを当て、「鬼平犯科帳」シリーズを"向こう側"からじっくり描いたもうひとつの人間ドラマが、今よみがえります。