映画「侍タイムスリッパー」のTV初放送を記念して、
唯一無二の風格で多くの名時代劇を支えてきた冨家ノリマサの時代劇傑作選を大特集!
さらに、7月には山口馬木也との共演作もお届け。
6月28日(土)よる7時 ほか
裏稼業から遠ざかっていた中村主水(藤田まこと)だったが、なんでも屋の加代(鮎川いずみ)が闇の会から、奉行殺しという大仕事を引き受けたことから、組紐屋の竜(京本政樹)、鍛冶屋に商売替えした政(村上弘明)とともに、裏の仕事を始めることになる。そして周辺に出没する一匹狼のはぐれ仕事人、壱(柴俊夫)、弐(梅沢富美男)、参(笑福亭鶴瓶)の腕を見込んだ主水は、相手が手ごわい時には、彼らの力を借りて仕事をすることにする……。
出演:里見浩太朗/野川由美子/下川辰平/火野正平/三田明/高品格/加藤純平/丹波哲郎 ほか
三代将軍・家光の治世。家光と将軍の座を争って命を失った駿河大納言忠長の忘れ形見・松平長七郎長頼は、一介の素浪人・速水長三郎として、江戸は両国の一角にある瓦版屋"夢楽堂"に暮らしていた。二代将軍・秀忠が生前、長男・家光よりも次男・忠長を溺愛したことから、天下を揺るがす御家騒動が起こった。家光は将軍となった後もそのことで執拗に忠長を追い詰め、やがて自害に追い込む。しかし、その息子・長七郎まで殺すにはしのびなく、大名に取り立てようとする。長七郎は自らも同じような運命を辿ることを避け、お側去らず(=忠臣)の三宅宅兵衛(下川辰平)と田村右平次(加藤純平)の二人とともに野に下ったのであった。高貴な生まれと波乱万丈の生い立ちのため、市井に身を置いても平穏に暮らすことはままならないが、鉄火肌のおれん(野川由美子)とその子分・辰三郎(火野正平)ら"夢楽堂"の面々とともに世の悪に敢然と立ち向かう長七郎。いよいよ対決の時となると、葵の御紋入りの着物で颯爽と登場し、柳生新陰流免許皆伝の剣で悪者を成敗する。
出演:犬飼貴丈/優希美青/武田航平/小野塚勇人/町井祥真/前山剛久/松村龍之介/大島蓉子/冨家規政(現・冨家ノリマサ)/元木聖也/井澤勇貴/松本寛也/井俣太良/菊地美香/福本清三/矢崎広/久保田悠来/波岡一喜 ほか
まだ戦国の名残が残る、二代将軍・徳川秀忠の治世。幕府の隠密・青山凛ノ介は、北陸の府月藩に潜入していた。気性の激しい藩主・望月甲斐正が幕府への謀反を企てている疑惑があったのだ。そして、その証拠となる書状が筆頭家老・神谷眞三郎の元にあるという情報を掴んだ凛ノ介は、神谷が参列する祭りに出かける。そこで美しい娘・八重と出会う凛ノ介。二人は瞬間的に惹かれ合うが、八重は他ならぬ神谷の娘であった。さらに、隠密仲間の真咲一馬から、八重が不治の病で余命いくばくもないことを知らされる凛ノ介。心を乱しながらも隠密としての使命を全うしようとするが、自分が隠密であることを八重に知られてしまう。同じ頃、凛ノ介の正体を知った人物がもうひとりいた。八重との縁談が進んでいた府月藩士・寺脇甚八郎である。偏執的かつ残忍な性格のこの侍は八重に邪な恋心を抱いており、凛ノ介を挑発。ついに凛ノ介と甚八郎は、殿の前で武芸を競う「御前試合」に参加することになった。だが、その御前試合とは隠密たちを炙り出して公開処刑するため、藩主・甲斐正が企んだ死の宴であった。宿命を背負った剣士たちが集められていく。藩主と同じ性を持つ謎の傾奇者・望月八弥斗、二刀流の冷血漢・流狂四郎、赤目の異形侍・結城蔵人ら、あわせて8人。男たちの宿命が交差する中、八重への恋心を胸にした凛ノ介は何を選び、何を賭けるのか? 必殺剣技・一竜剣鎌風が炸裂するとき、その答えは出る!