文化センターでお年寄りを対象に、鞍馬天狗の紙芝居で交通安全講習会が行われている。勤王の味方として新撰組と戦う鞍馬天狗は、勤王の志を抱いて脱藩した孫を探す老夫婦に出会う。しかし孫は、勤王の名を騙る御用盗一味に属しており、新撰組に捕まってしまう。

とある雑誌の編集部にて、高齢者の交通安全特集記事を書くにあたり、勉強の一環として「水戸黄門外伝 かげろうお銀」のビデオを見ることに。かげろうお銀率いる藤林一門はある日、老人と荷車の交通事故を目撃する。一見、老人の不注意と思われた裏には、秘薬「延命丸」を巡る陰謀が渦巻いていた。

水戸の御老公が、助さん、格さん、八兵衛、お銀を伴ってある城下町を歩いていると、彼らの脇を勢い良く走っていた大八車が茂平というお年寄りと激突してしまう。大八車の荷から散乱したのは、たいまい、翡翠といったご禁制の品。そこへ現れた荷主の大黒屋が、手当との名目で茂平を連れ去るが、御老公は、ご禁制の品を積んでいた大黒屋が怪しいと睨む。

今日は町内会のお年寄りの安全講習会。しかし、時間になっても参加予定者がそろわないので、「大岡越前」を見て待つことにする。テレビで流れる「大岡越前」では、人足の清吉が荷車で上州屋のお内儀をはねてしまい、重罰を受けることに...。そこで一旦テレビをストップしたお年寄りたちは、お内儀がなぜ事故にあってしまったのかを現代に置き換えて考える。