時代劇で「5万回斬られた男」の異名を持つ
俳優の福本清三さんが1月1日に亡くなられていたことが分かりました。77歳でした。

1943年 兵庫県生まれ。
1958年 15歳で東映京都撮影所に専属演技者として入所。
以来60年以上にわたり映画・TV時代劇（TBS「水戸黄門」、テレビ朝日「暴れん坊将軍」、「遠山の金さん」シリーズほか）
を中心に活動を続けてきた"斬られ役"俳優として、殺陣技術集団「東映剣会」に所属。

2003年公開、トム・クルーズ主演のハリウッド映画「ラストサムライ」に日本人キャストの一人として抜擢され国内外から注目を集めました。
2014年には、初主演となる映画「太秦ライムライト」が公開され、国内にとどまらず北米を中心に海外でも高い評価を得ました。
また時代劇専門チャンネルでは、オリジナル時代劇「三屋清左衛門残日録」シリーズ（2016～）、「チャンバラが消えた日」（2015）、
イベント「時代劇専門チャンネル ファン感謝祭」にも度々ご出演いただきました。

数多の時代劇に出演し、数々の時代劇スターに斬られ続け、
体を大きくのけぞらせる「エビぞり」という独特のスタイルで人気を獲得。生涯、チャンバラの伝承に努めた福本清三さん。
刀を持った時の凄みとは一変、普段は飾らない朴訥とした人柄で多くの出演者、スタッフ、ファンに愛されました。

2004年 第27回日本アカデミー賞協会特別賞受賞

謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

時代劇専門チャンネルでは下記のとおり、福本清三さんの出演作品を放送いたします。

「スローな武士にしてくれ～京都 撮影所ラプソディー～」
1/25（月）よる11:00

「時代劇は死なず ちゃんばら美学考」
1/26（火）よる11:00

「伝説の殺陣集団 東映剣会」
1/27（水）よる11:00

「【健康体操】朝だよ！ごぼう先生」
平日あさ4:57／あさ6:57