テレビ時代劇「暴れん坊将軍」、映画「ゴジラ」シリーズなど数多くの作品に出演した俳優の中尾彬さんが5月16日に亡くなられました。81歳でした。

1942年千葉県生まれ。1961年に武蔵野美術大学油絵科に入学し、日活第５期ニューフェイスに合格。
1964年日活映画「月曜日のユカ」でデビュー。

1975年には映画「本陣殺人事件」で金田一耕助を演じ、その後も「極道の妻たち」シリーズや「ゴジラ」シリーズ、
「アウトレイジ」シリーズなどに出演し、貫禄のある演技で個性派俳優として人気を博しました。
テレビ時代劇では1978年から「暴れん坊将軍」で尾張藩主徳川宗春を演じ、当たり役に。吉宗のライバル役として、およそ20年にわたってシリーズに華を添えました。
他にも、「必殺」シリーズをはじめ数多くの作品で悪役を演じ、強烈な存在感を発揮。「秀吉」（1996）や「天地人」（2009年）といった大河ドラマにも多数出演しました。

近年はバラエティ番組にも多数出演し、スカーフやマフラーをねじって身に着ける「ねじねじ」をトレードマークに、活躍の場を広げていました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

時代劇専門チャンネルでは下記の中尾彬さんの出演作品を放送いたします。

・「夫婦旅日記 さらば浪人」#9　5月25日(土)あさ4時
・「暴れん坊将軍Ⅶ(第７シリーズ)」#1　6月17日(月)あさ5時
・「伝七捕物帳（1979年）」#19　6月20日(木)午後5時05分