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ペリー荻野によるスペシャルコラム「旭ジャーナル」

旭ジャーナル

 

■第5回 栗塚さんもびっくり「土方は別人を予定!?」

photo「新選組血風録」のキャスティングについては、ドラマ化を渋る司馬遼太郎先生を説得するため、土方歳三に扮装した栗塚さんが挨拶に出向いたというのは、知る人ぞ知るエピソードだ。
 「司馬先生はご夫妻で料亭にいらして、緊張した私が挨拶するととてもにこやかに迎えてくださいました。先生は大事な作品をどう映像化されるか、こだわりがあったはずです。僕も先生にお会いしたことで、この仕事に対する気持ちがぐっと高まりました」
 しかし、それから40年の月日を経て、驚くべき事実が。このチャンネルの対談収録資料のために取り寄せた「新選組血風録」の企画書には、「土方歳三」の配役に別人の名前が!
「品川隆二さんが予定されていたんですね…。当時、品川さんは『忍びの者』に主演されてとても人気がありました。僕は同じ作品で明智光秀を演じたことでテレビの仕事が増えた縁があります。品川さんは『血風録』と同時期に本編の仕事が入って降板されたという記憶があります。ただ、ほどなく近衛十四郎さんと『月影兵庫』に出られてますよね。焼津の半次は品川さんの当たり役になった。素顔もあのままでとても楽しい方でした」

 企画書にはさらに新事実が。栗塚さんは当初、「篠原泰之進」役に想定されていたのだ。筑後国久留米藩出身の篠原は、伊東甲子太郎とともに後に新選組を離れ、「御陵衛士」を作り、土方らと対決することになる。近藤勇を狙撃した中心人物とも言われている男だ。
 「僕が篠原に予定されていたというのは、本当にこの企画書で初めて知りました。驚きですね。当時、東映ではテレビ作品の企画はいろいろありましたし、今のようにスポンサーが決まっていて、制作されるわけじゃない。出来た作品をスポンサーに見せて、出資していただくわけです。誰がどの役をやるかはとても重要だった時代。結束先生や河野寿一監督が知恵を絞った結果だったんでしょうね」

※次回は11/15を予定しております。

連作コラム「ペリーのちょんまげ」でお馴染み
ペリー荻野プロフィール

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。
「anan」「ひよこクラブ」で女性向けのエッセイ、毎日新聞、産経新聞ビデオサロン、「じゃらん」等では時代劇コラムを連載中。史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。TBSラジオにもレギュラー番組を持つなど時代劇ブームの仕掛け人となる。
著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。最新刊は月刊誌「ビデオサロン」(玄光社)に連載中のエッセイ"ちょんまげ漫遊記"を加筆した。「ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)。当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。

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