2023年末アンコール 雄呂血<4Kデジタル修復版> 12月30日(土)あさ4時
100年の時を超え4Kデジタル修復版として
鮮やかに美しくよみがえった
阪東妻三郎主演「雄呂血」。
時代劇史に燦然と輝く傑作を
修復の過程を追った
オリジナル番組と合わせて放送。
さらに今回のアンコールでは、
第36回東京国際映画祭
日本映画クラシックスにて行われた
トークイベントの模様もあわせて放送!
イントロダクション
1925年、アメリカで「黄金狂時代」が、ソヴィエトで「戦艦ポチョムキン」が公開されたその年に、日本で若き映画人たちが一本の映画を作った。
タイトルは「雄呂血」。奇妙で奇抜なタイトルの映画を、⼤衆は熱狂をもって迎え、ラスト約20分に及ぶ乱闘シーンは日本映画史上最高の立回りと評された。
主演を務め、自身のプロダクションで制作も担った稀代の名優・阪東妻三郎を筆頭に、スタッフ、キャストの多くは20代。
青春の若きエネルギーをぶつけ、文字通り死ぬ気で作ったという「雄呂血」のオリジナルネガフィルムはその後、妻三郎によって桐箱の中で大切に保管されていた。
そして、彼亡き後も熱意から熱意へと手渡され、驚くべきことに今日でも完全に近い形で鑑賞が可能である。
公開からおおよそ100年。デジタルの時代が到来し、高精細な修復作業が可能となった今、もう一度、この映画にいのちを吹き込む。
100年前の偉大な仕事を、100年後の映画人たちに伝えるために。
放送作品
12月30日(土)あさ4時
雄呂血
<4Kデジタル修復版>※2K放送1925年11月公開/モノクロ:スタンダード:サイレント
【キャスト】
阪東妻三郎/関操/環歌子/春路謙作/中村吉松/山村桃太郎/中村琴之助/嵐しげ代/安田善一郎/森静子
【スタッフ】
監督:二川文太郎
原作・脚色:寿々喜多呂九平 製作総指揮:牧野省三
撮影:石野誠三
※本編終了後、10月31日(火)に東京国際映画祭で行われたトークイベントの模様もあわせて放送!
登壇:田村亮、坂本頼光、立川談笑(司会)
オリジナル番組
12月30日(土)あさ6時30分
阪妻と雄呂血
~田村家の100年~
出演:田村亮、田村幸士
4Kデジタル修復作業の裏側や阪妻にはじまる芸能一家・田村家に迫った特別番組。