くにとりものがたり
国盗り物語(主演:北大路欣也ほか)
第8話 「第四部 信長と光秀…宿命の本能寺 ー前編ー」
テレビ東京正月恒例の新春ワイド時代劇で、2005年に放送されたテレビ東京開局四十周年記念作。司馬遼太郎原作の戦国歴史ロマンを、斎藤道三と、その娘婿の織田信長、甥の明智光秀の三人を主役として豪華キャストでドラマ化した大作。やがて「本能寺の変」で天下を分けることになる織田信長と明智光秀の二人は、それぞれが斎藤道三という一人の傑物の理想と思想を受け継いだ"分身"のような人物だったという視点から、戦国初期に天下"盗り"に挑戦した三人の男たちの熱い生き様に迫る。また、道三、信長、光秀を支えた女たちのドラマでもある点にも注目。なぜ、光秀が信長を討ったのかという疑問に答える作品。
あらすじ
戦国時代の京都。妙覚寺の僧だった松波庄九郎(後の斎藤道三=北大路欣也)は、油問屋・奈良屋の後家・お万阿(高島礼子)の入婿となる。国盗りの夢を追う庄九郎は、美濃に渡り、守護職・土岐政頼(原田大二郎)の弟・頼芸(伊武雅刀)に仕える。頼芸の側室・深芳野(鈴木杏樹)を譲り受けた庄九郎は、政頼を追放して、頼芸を国主に押し上げるが、深芳野とのあいだに生まれた息子・吉祥丸は、頼芸の子ではないかと噂される。頼芸の弟たちから命を狙われた庄九郎は、法師に戻って道三と名乗り、姿を消すが、尾張の織田信秀(伊吹吾郎)に攻め込まれた美濃に戻り、織田軍を追い払う。美濃の実権を握って十数年、道三は、明智家からの人質で成長した小見の方(遠野凪子)を正室に迎え、娘・帰蝶を育む。そして頼芸を追放し、ついに美濃一国の国主となる。織田との幾度もの合戦の末、道三は信秀の嫡男・信長(伊藤英明)と帰蝶(菊川怜)の縁談を決める。対面した信長に、若き日の自分の姿を重ね合わせた道三は、天下盗りの夢を継ぐのは、信長か、我が子同然に育ててきた明智光秀(渡部篤郎)だろうと確信する。道三は家督を息子・義竜(倉田てつを)に譲って隠居するが、義竜は本当の父が土岐頼芸であると知り、大軍で道三の居城を取り囲む。自らの終焉を悟った道三は、信長の援軍を拒み、美濃を信長に譲るという書状を残し、壮絶な最後を遂げる……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
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