おおともそうりん~こころのおうこくをもとめて~
大友宗麟~心の王国を求めて~
2004年1月4日に放送されたNHK正月時代劇。波乱の生涯を送った宗麟を、松平健が、繊細かつ大胆に演じている。大友宗麟は豊後(大分県)を拠点に九州の北半分を支配した戦国武将。日本に入ってきたばかりのキリスト教を保護し、後に自身も洗礼を受けてキリシタン大名となった。鎌倉時代以来の名家に生れた宗麟が、どんな経緯でキリスト教に帰依したのか。遠藤周作の「王の挽歌」を原作に、家臣の謀反や、残酷な戦国の世の習いに悩まされた彼が、いつしか戦乱を超えた愛の世界を夢みるようになるまでの、波乱の生涯をスケール感豊かに描いてく。宗麟ゆかりの地である大分県を中心にロケ撮影が行われ、その風景がすばらしい。
あらすじ
九州の名家・大友家でお家騒動があり、当主・義鑑(細川俊之)は謀反を起こした家臣に殺された。弱冠21歳の若さで当主となった義鎮(松平健)は、政略により、緊張関係にある家から、矢乃(財前直見)を正室に迎えるが、その気の強さに愛情を抱くことができなかった。そして、謀反人の未亡人・楓を側室にし、矢乃の侍女・露(宮本真希)を見初める。毛利家、島津家の侵略に晒される日々のなか、義鎮の心には、かつて接した宣教師・ザビエルの影響が大きくなっていき、ついに48歳でキリスト教徒になり、名を宗麟と改める……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
大友宗麟~心の王国を求めて~(C)NHK