ふりそでごめん えどふようどういかん
振り袖御免 江戸芙蓉堂医館
直木賞作家・杉本苑子が1972年に発表した小説「江戸芙蓉堂医館」をドラマ化、1981年(昭和56年)9月11日にフジテレビの「時代劇スペシャル」枠で放送された。前年から放送されたNHK『御宿かわせみ』で評判を得ていた真野響子がその持ち味を生かして"おきゃん"な女町医者役を好演、宇野重吉、大滝秀治、前田吟、左とん平らベテラン演技派の共演陣の魅力と共に、江戸情緒溢れつつ痛快な時代劇となっている。
あらすじ
江戸末期。公儀奥医師筆頭・半井元養(宇野重吉)の娘・千鶴(真野響子)は、将軍家お台所毒味役の兄・信二郎(伊藤孝雄)の、早く嫁がせたいという願いをよそに、若い娘ながら町医者として「芙蓉堂医館」の看板を背負い、患者たちからの信頼も厚かった。ある日、大名内藤家の留守居役・堀越耕右衛門(香川良介)に若君の病の治療を頼まれた千鶴は、眼医の杉田立卿(前田吟)共々、仮病に気づくが、観音像の御利益で病は治ってしまう。その後すぐに内藤家が観音像の霊験あらたかな水を売り出したことを知った千鶴は、持ち前の正義感で寺社奉行に乗り込む……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
振り袖御免 江戸芙蓉堂医館(C)東宝