午後のスペシャルアワー
なみだがわ
なみだ川
山本周五郎原作の『おたふく物語』を映画化。脚本を依田義賢、監督を三隅研次が務めた。大映末期の作品ではあるが、三隅の確かな演出力もあり、江戸情緒を感じさせる日本橋界隈の描写と共に、美しい姉妹の恋愛の曲折が美しくもいじらしく綴られてゆく。
あらすじ
嘉永年間。江戸日本橋はせがわ町に、おしず(藤村志保)、おたか(若柳菊)の姉妹がいた。二人は病で臥せっている彫金師の父・新七(藤原釜足)に代わって家計を支えていた。そんなある日、おたかに縁談が持ち上がる。おたかは縁談の相手である信濃屋の一人息子・友吉を憎からず思っていたが、姉より先に嫁ぐことが心苦しく、また家に現れては金を持ち出していく兄の栄二(戸浦六宏)のこともあり、縁談を断ってしまう。だがおしずは信濃屋の両親に栄二のことを打ち明け、祝言をあげる運びとなり、おしずもまた好意を寄せる人がいると、おたかに伝えるが……。
放送スケジュール
=放送日
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なみだ川(C) KADOKAWA 1967