みつやせいざえもんざんじつろく はるをまつこころ
三屋清左衛門残日録 春を待つこころ
藤沢周平の傑作長篇小説を原作に、老境の人間模様を温かな視点で描くオリジナル時代劇シリーズ「三屋清左衛門残日録」。藤沢周平による傑作短篇「三月の鮠」(文春文庫『玄鳥』所収)と『三屋清左衛門残日録』(文春文庫刊)の世界を融合させた、待望の最新第8作が誕生しました。主人公の三屋清左衛門を演じるのは北大路欣也。清左衛門を自身の理想であり憧れの人物と語り、本シリーズは代表作の一つとなりました。優香、麻生祐未、伊東四朗とお馴染みのキャスト陣のほか、今作は藤岡真威人、大友花恋、大貫勇輔といった若手キャストが新たに参加。作品の世界に新たな風を吹き込みます。本作では清左衛門が若い武士と固い絆で結ばれ、血気盛んな若者を時に見守り、時に一緒に戦いながら「人生とは」そして「大切なものを守る武士の生き方」を見いだしていきます。また、過酷な運命に翻弄されながらも惹かれあうふたりの若者の恋心という、これまでのシリーズにない物語も描かれる本作。新たな息吹を感じられる「残日録」が誕生しました。
本編後には2/25(火)に丸の内TOEIで開催された「三屋清左衛門残日録」最新第8作特別上映イベントでの舞台挨拶の模様も合わせてお届けします!
あらすじ
ある秋の日。中根道場では、御前試合の前稽古に励む青年剣士・窪井信次郎(藤岡真威人)の剣技に、みな目を奪われていた。しかし御前試合当日、信次郎は、ライバル・岩上勝之進(大貫勇輔)との決勝戦に臨むも惨敗してしまう。信次郎は遠藤派重鎮の息子、勝之進は朝田派重鎮の息子。試合の結果は派閥争いにも影を落とす。自暴自棄となり道場にも通わなくなった信次郎を、清左衛門は野歩きに誘う。清左衛門と山道を歩く途中で信次郎は、小さな社で祈りを捧げる巫女・照日(大友花恋)に心を奪われる。最初は警戒していた照日も毎日のように会いに来る信次郎に次第に打ち解け、互いに心を通わせていった。しかしある冬の日、社が何者かに襲われ、照日は姿を消してしまう…。照日を思い奔走する信次郎の姿に心をうたれ、事件の裏に潜む謎を解き明かそうと動きだす清左衛門。闇の思惑に翻弄される若き恋を守ることはできるのかー。「日残リテ昏ルルニ未ダ遠シ―」
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
三屋清左衛門残日録 春を待つこころ(C)日本映画放送/J:COM/BSフジ 藤沢周平(R)