まかいてんしょう(1981)
魔界転生(1981)
「柳生一族の陰謀」から始まり、その後幾度も演じることになる、千葉真一生涯の当たり役・柳生十兵衛として主演を務めている。敵大将の沢田研二演じる天草四郎が、白塗りの肌に豪華絢爛な衣装をまとい両性具有的な魅力を湛えているのに対し、十兵衛は全身を黒に包み、どこまでも雄々しく野性味あふれる魅力が迸っている。静と動、白と黒、妖艶さと剛健さ。対照的な二人のスターが放つ輝きが、本作を唯一無二の作品へと昇華させている。そして、ときめきの観点であらためて注目してほしいのが、ラスト、若山富三郎演じる“柳生宗矩と十兵衛の一騎打ち”だ。業火に包まれ今にも崩れ落ちようとする城の中で十兵衛を待つ宗矩。そこに、燃え盛る炎をものともせず現れ、体中に描かれた梵字が炎に照らされる十兵衛の格好良さは筆舌に尽くしがたく、まさに日本映画史に残る名シーンといえる場面。TVシリーズの「柳生一族の陰謀」を経て円熟味が増し、さらなる魅力が増した十兵衛から目が離せない。企画の締めくくりにふさわしい、千葉真一の魅力が凝縮された一本である。
あらすじ
寛永15年。12万の幕府軍によって島原の一揆勢はことごとく惨殺され、若き総大将・天草四郎時貞(沢田研二)もその首をさらされた。その夜、聖なる教えをかなぐり捨て、悪魔の力を自らのものとし、雷鳴と共に黄泉の国から蘇った四郎は、黒魔術で細川ガラシャ(佳那晃子)の霊を呼び出し、その肉体を復活させる。宮本武蔵(緒形拳)、宝蔵院胤舜(室田日出男)、伊賀の霧丸(真田広之)ら稀代の兵法家たちも理由は様々だが、自分のやりたいことをするために蘇り"魔界衆"に加わってきた。四郎は、細川ガラシャの霊が乗り移ったお玉を大奥に送り込み、お玉の色香に溺れた家綱を意のままに操り始める。一方、魔人たちは、天下一の剣術家を倒すべく、諸国修行の旅を続ける柳生十兵衛(千葉真一)に次々と襲いかかる。そして、死闘の果てに魔人たちを倒した十兵衛の前に、死んだはずの父・柳生但馬守宗矩(若山富三郎)が現れた…。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
魔界転生(1981)(C)東映












