おんなのみっしょ
おんなの密書
テレビ朝日系で1987年に全22話が放送された「傑作時代劇」枠で放送された単発ドラマ。原作は藤沢周平の短篇小説「一顆の瓜」(新潮文庫版)を映画「十三人の刺客」を手がけた工藤栄一監督が映像化。家督相続に絡んだ家老同士の争いに巻き込まれた下級武士の活躍が、適度なユーモアを交えてスリリングに描かれ、楽しめる佳品
あらすじ
ある藩に仕える島田半九郎(古谷一行)は、ある夜、若い侍に襲われ、何かを奪われていた女(川島美津子)を助ける。女は藩主から国家老・本多相模(内田朝雄)に宛てた密書を所持していた……。ある藩の御旗組に勤める島田半九郎(古谷一行)は、勤め帰りに朋輩の久坂甚内(前田吟)と飲み屋に立寄り、互いに女房への愚痴をこぼしあう。その帰路、酔った半九郎が国家老の本多相模(内田朝雄)の屋敷前にさしかかると、刀を振るう侍が、女の懐から何かを奪おうとしているところに出くわす。城下の道場で師範代を務めている半九郎は、斬り合いの末、侍を追い払い、左肩に深手を負った女を背負い、家に連れ帰る。驚く妻の美佐(范文雀)と共に女を介抱する半九郎は、女の懐から油紙に包まれた書付けを見つける。それは江戸にいる藩主直筆の密書だった。女は江戸留守居役庄司新左衛門の娘で、江戸藩邸で藩主の奥方に仕える織江(川島美津子)と言い、密書を本多相模に届けるところを襲われたのだった……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
おんなの密書(C)東映