くつかけときじろう
沓掛時次郎(主演:大川橋蔵)
81年にフジテレビで始まった「時代劇スペシャル」の第1回作品で、何度も映画化、舞台化されてきた長谷川伸の原作を忠実にドラマ化。かつて映画『草間の半次郎』シリーズなどで得意とした股旅モノを久しぶりに演じた橋蔵と実力派人気女優の山本陽子、当時名子役として知られた加瀬悦孝の好演で、かつての作品群に劣らぬ佳作となった。流しに身をやつした橋蔵が「追分節」で得意のノドを聴かせる。旅する中山道の風景も美しい。
あらすじ
信州は沓掛の時次郎(大川橋蔵)は、下總・取手の貸元(内田稔)に草鞋を脱ぐ。敵対していた一家の生き残りである六ツ田の三蔵(林与一)を斬りにいく手下の百助(山本昌平)、半太郎(丹古母鬼馬二)らの助太刀を頼まれた時次郎は、一宿一飯の義理から、これを受ける。時次郎は、三蔵を斬るが、百助たちは三蔵の女房おきぬ(山本陽子)と息子の太郎吉(加瀬悦孝)までも殺そうとする。時次郎は百助らを撃退、母子を連れて逃げ、山中の小屋に身を隠す。高熱に倒れた時次郎だったが、おきぬの看病で回復し、おきぬの実家がある中津川を目指して共に中山道を旅に出る。途中、峠でふたりと別れた時次郎だったが、追っ手に気づき、とって返す……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
沓掛時次郎(主演:大川橋蔵)(C)東映