こがらしもんじろう
木枯し紋次郎
「あっしには関わりのねえこって」の名セリフと共に一世を風靡し、「市川崑劇場」と銘打った市川崑イズム満載の傑作テレビ時代劇。監修として市川崑が招かれ、自身、第1~3話と最終回(18話)の計4本を演出し、シリーズの基本ラインを敷いた。既成の時代劇の価値観を覆す斬新な設定やビジュアルなど、その魅力はとても語り尽くせない。また撮影は大映京都撮影所で行われ、優秀な大映技術陣がクオリティの高い映像を作り上げた。木枯し紋次郎のキャラクターは、人間不信に徹したニヒリスト。明日に目的を持たず、ひたすらに急ぎ旅を続ける男だ。三度笠は破れ、衣服もボロボロ。それまでのイキな旅烏とは一線を画す、リアルな泥臭さが漂っている。また、毎回豪華なゲストが出演するのも魅力である。
あらすじ
上州新田郡三日月村の貧しい農家に生まれた紋次郎は、十歳のときに故郷を捨て、その後一家は離散したという天涯孤独の身。いつしか無宿渡世の世界に足を踏み入れ、長楊枝をくわえてあてのない旅を続けている。何事にも関わりを避ける紋次郎だが、行く先々で事件に関わることになる……。
放送スケジュール
話数 | タイトル | 放送日 | 時間 |
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#1 | 川留めの水は濁った | 2025年5月19日(月) | |
#2 | 地蔵峠の雨に消える | 2025年5月19日(月) | |
#3 | 峠に哭いた甲州路 | 2025年5月20日(火) | |
#4 | 女人講の闇を裂く | 2025年5月20日(火) | |
#5 | 童唄を雨に流せ | 2025年5月21日(水) | |
#6 | 大江戸の夜を走れ | 2025年5月21日(水) | |
#7 | 六地蔵の影を斬る | 2025年5月22日(木) | |
#8 | 一里塚に風を断つ | 2025年5月22日(木) | |
#9 | 湯煙に月は砕けた | 2025年5月23日(金) | |
#10 | 土煙に絵馬が舞う | 2025年5月23日(金) | |
#11 | 龍胆は夕映えに降った | 2025年5月26日(月) | |
#12 | 木枯しの音に消えた | 2025年5月26日(月) | |
#13 | 見かえり峠の落日 | 2025年5月27日(火) | |
#14 | 水神祭に死を呼んだ | 2025年5月27日(火) | |
#15 | 背を陽に向けた房州路 | 2025年5月28日(水) | |
#16 | 月夜に吼えた遠州路 | 2025年5月28日(水) | |
#17 | 無縁仏に明日をみた | 2025年5月29日(木) | |
#18 | 流れ舟は帰らず | 2025年5月29日(木) |
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