片岡千之助
北 香那
望海風斗
山口紗弥加
春海四方
藤田朋子
浅野和之
余 貴美子
武田鉄矢
風吹ジュン
橋爪 功
下級武士を題材にした"武家もの"、庶民の人生を描いた"市井もの"など、数多くの傑作時代小説を遺した作家・藤沢周平。時代劇専門チャンネルは、2017年、藤沢周平の"市井もの"の原点である名作短篇集『橋ものがたり』より「小さな橋で」「吹く風は秋」「小ぬか雨」の3篇を映像化。その形を引き継ぎ、2021年には「殺すな」を名匠・故井上昭監督のもとで制作。これらの作品は、江戸の町に生きる人々の切なさや儚さを描く藤沢周平の世界観を丁寧に紡ぎだし、数多くの時代劇ファンから熱い支持を集めました。
そしてこの度、『橋ものがたり』の中でも傑作と名高く、屈指の人気作でありながら、これまで映像化されていなかった「約束」を、初めてテレビドラマとして制作いたします。監督・脚本を務めるのは、国民的ドラマ「北の国から」シリーズの杉田成道。主演は歌舞伎界のホープであり、様々な分野で注目を浴びている片岡千之助。本作で時代劇初主演を飾ります。相手役には、ドラマ・映画の話題作で鮮烈な存在感を示す北 香那、さらに、ミュージカル界を牽引する元宝塚歌劇団雪組トップスター・望海風斗が本作で映像作品に初出演するほか、山口紗弥加、春海四方、藤田朋子、浅野和之、余 貴美子、武田鉄矢、風吹ジュン、橋爪 功ら名優たちが脇を固めます。
江戸時代でも、現代でも、人を想う気持ち、人を愛する気持ちに変わりはない。たった一つの「約束」を心の支えに、江戸の町でひたむきに生きる若い男女の愛の結末とは――。
「北の国から」の映像美と豪華キャストで贈る、究極のラブストーリーをお楽しみください。
錺(かざり)職人のもとに奉公していた幸助(片岡千之助)は、ようやく8年の年季が明けることになった。
幸助は幼馴染のお蝶(北 香那)という娘に想いを寄せていた。
5年前、幸助とお蝶は年季が明けるその日、刻は暮六ツに、萬年橋で会う約束をしていた。
互いに想いながらもこの5年の間、幸助は人には言えない秘密を抱えていた。
また、お蝶の身にも幸助には話せない辛い思いがあった。
橋が見渡せる川辺からそっとお蝶を探す幸助。懐にはお蝶の為に作った簪(かんざし)が入っている。
果たして二人は萬年橋で再会することができるのか……。
1927年、山形県東田川郡黄金村(現鶴岡市)出身。山形師範学校(現山形大学)で文芸に親しみ、教員を経て、新聞記者時代に小説を書き始める。71年『溟い海』で第38回「オール讀物」新人賞、73年『暗殺の年輪』で第69回直木賞を受賞。この後に本格的な作家生活に入り、武家もの、市井もの、実在の人物を題材とした歴史小説など、多彩なジャンルで秀作を発表。江戸の人々の哀歓とぬくもりを緻密かつ抒情的に描き出し、『たそがれ清兵衛』『蟬しぐれ』『橋ものがたり』『三屋清左衛門残日録』ほか、文学史に残る名作を生み続けた。86年に『白き瓶 小説 長塚節』で吉川英治文学賞、89年に菊池寛賞、94年に朝日賞、東京都文化賞を受賞。95年紫綬褒章受章。97年1月逝去。22年『小説の周辺』で"中国の直木賞"とも言われる魯迅文学賞の翻訳文学部門を受賞。没後27年を迎えてなお国内外から注目を集めている。
写真提供:文藝春秋
様々な人間が日毎行き交う江戸の橋を
舞台に演じられる、出会いと別れ。
市井の男女の喜怒哀楽の表情を
瑞々しい筆致に描いて、絶賛を浴びた
傑作時代小説。
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