ひめしろうながれたび
姫四郎流れ旅
笹沢左保の小説「姫四郎流れ旅」シリーズの一遍「潮に棹さす桑名宿」をドラマ化、1982(昭和57)年2月12日に、フジテレビ「時代劇スペシャル」枠で放送された。古谷一行が悲しみを背負った渡世人の生き様を好演、愛するが故に苦しむ娘や浪人の心情もしっかりと描かれ、見応えのあるドラマとなっている。
あらすじ
右手首に数珠を巻き付け「右手では人を生かし、左手では人を殺す。そのどちらも道楽に過ぎず」と噂される渡世人・"乙姫"こと乙井の姫四郎(古谷一行)。関八州随一の名医と謳われた内藤家の息子として医の道を進むはずだったが、押し込み強盗に両親とふたりの兄を惨殺され、かろうじて息のあった妹も自らの手術では手遅れで助けることが出来ず、世をすね渡世人となったと言われていた。ある日、姫四郎はならず者の人質になっていた娘・お光(岡田奈々)を、父親の仇を探す旅を続ける浪人・小田切兵馬(谷隼人)とともに助ける。桑名のやくざ・町屋の武吉(小松方正)の娘・お光は、対立する貸し元一家に襲われ、足に重傷を負った父を救うため、姫四郎と兵馬に助けを請う。ふたりは武吉一家の客人になるが、武吉こそ兵馬が十年来捜し続けていた父の仇だった……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
姫四郎流れ旅(C)日本映画放送