あこうじょうだんぜつ
赤穂城断絶
「柳生一族の陰謀」のヒットを受け、監督・深作欣二×主演・萬屋錦之介の再コンビで同年に公開された。「柳生~」の封切りからわずか9ヵ月後に公開された驚異のスピード感が、深作監督特有のハイテンポな演出や躍動的なカメラワークからも伝わってくるようだ。千葉真一は四十七士の一人・不破数右衛門、訳あって浅野家から追放された剣の強者を演じる。他の志士が髷を結って武士然とした出で立ちで並ぶ中、一人無精ひげに伸びた髪を無造作に結んだワイルドな出で立ちで、それが一層千葉の魅力を引き立てている。そして、“人間くさい可愛らしさ”が本作で推したいポイントだ。主税に切腹の作法を尋ねられる場面が印象的で「人間、飯を食って生きるよりも死ぬる方がずっと容易い」と達観した言葉を口にしながら、どこか照れくさそうに笑う。その不器用な優しさが見える表情には、誰しも思わず心を掴まれてしまうだろう。そしてラスト、吉良家の刺客・小林平八郎を演じる渡瀬恒彦との一騎打ちは流石の迫力。“実録”忠臣蔵ともいえる本作、迸る汗と熱気が画面から常時伝わってくるようで、冬のイメージが強い忠臣蔵でありながら、かえって夏にぴったりといえる。
あらすじ
元禄14年3月14日、早駕篭が「浅野内匠頭長矩は、吉良上野介に対し、場所がらもわきまえず、刃傷に及び不届につき、即刻切腹なり」の報を持って赤穂に向かった。世間を揺るがせた、浅野内匠頭(西郷輝彦)による吉良上野介(金子信雄)への刃傷事件。赤穂城では即刻城中で大評定が行なわれ、篭城、殉死、仇討、解散と話は続いた。そして大石内蔵助(萬屋錦之介)は、お家最後の評定に集まった家臣の者から覚悟の上の誓紙血判を集め、時節到来まで隠忍自重することを約し、ひとまず開城のむねを発表する。そして、そこから大石たち四十七士の戦いが始まる…。
放送スケジュール
| 話数 | タイトル | 放送日 | 時間 |
|---|---|---|---|
| - | 赤穂城断絶 | 2026年8月9日(日) | |
| 2026年8月20日(木) |
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赤穂城断絶(C)東映












