だいぼさつとうげ かんけつへん<4Kでじたるしゅうふくばん>※2Kほうそう
大菩薩峠 完結篇<4Kデジタル修復版>※2K放送
タイトルにあるように『大菩薩峠』シリーズの完結編にあたる本作。三度、竜之助を演じる市川雷蔵は、この役どころを完全に自分のものとし、妖気すら感じさせる。またお豊、お銀、お浜の三役に挑む中村玉緒の熱演にも注目したい。監督は前二作を手がけた三隅研次からベテラン・森一生にバトンタッチ、完結編に相応しく、重厚なタッチで竜之助と兵馬の最後の対決を描いた。
あらすじ
竜神の滝近くにそそりたつ断崖で刃を交える机竜之助(市川雷蔵)と宇津木兵馬(本郷功次郎)。盲目の竜之助は断崖から落下するが、お豊(中村玉緒)に助けられる。お豊はやがて廓に身を沈めた後、病に侵され自害して果てるが、竜之助はそんなお豊の死に対して、少しの動揺も見せなかった。東海道を東へ向かう竜之助は道中、生け花の師匠・お絹(阿井美千子)と出会う。お絹は道中師・がんりきの百(小林勝彦)に狙われており、竜之助は百の右腕を斬り落すが、誤って谷底へ転落してしまう。竜之助はお徳(矢島ひろ子)によって助けられ、お徳から甲府勤番の旗本・神尾主膳(島田竜三)の強引なゆすりの話を聞き、主膳の宿へ乗り込むが捕縛され、逆に幽閉されてしまう。ある夜、主膳は色と欲から有野村の馬大尽の一人娘・お銀(中村玉緒)に迫るが、お銀は竜之助に助けを求めた。お銀の顔にはむごたらしい火傷の後があった。だがその声に、お豊、お浜の面影を感じた竜之助はお銀を連れて大菩薩峠に舞い戻る。豪雨で笛吹川が氾濫を起こす中、竜之助はお浜との間に出来た息子・郁太郎を求めてさまよう。そして竜之助の噂を聞きつけた兵馬もまた大菩薩峠へ向かう。決着の時が近づいていた……。
放送スケジュール
時代劇専門チャンネルの一日は、あさ4時から始まります。あさ4:00から翌4:00までを一日としてお届けしております。
※番組内容・放送時間は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。
大菩薩峠 完結篇<4Kデジタル修復版>※2K放送(C) KADOKAWA 1961