特集・新選組―“誠”の真実―/時代劇プレミアム23
しんせんぐみしまつき
新選組始末記
原作は子母沢寛の出世作となった傑作小説。巨匠・三隅研次監督が新選組の織り成す多様な人間模様をエネルギッシュなタッチで演出した。複雑な人間関係を前にして現実とのギャップに思い悩む若者・山崎蒸を市川雷蔵が好演している。当初、出演予定はなかったが、脚本を読んだ雷蔵が是非にと希望したという。またそのテーマは時代劇でありながらも、今日も通用するテーマであることにも注目したい。
あらすじ
浪人・山崎蒸(市川雷蔵)は恋人・志満(藤村志保)の反対を押しのけて新選組へ入った。その頃、局長・芹沢鴨(田崎潤)の乱暴な振る舞いを見かねた土方歳三(天知茂)は、芹沢の腹心・新見錦(須賀不二男)を切腹させ、さらにある夜、自ら沖田総司(松本錦四郎)らを伴って、愛人たちと泥酔して寝込んだ芹沢を襲って惨殺した。蒸は土方の策謀に反発し、これを黙認していた近藤勇(城健三朗(若山富三郎))をもなじった。近藤は蒸の言葉を受け入れるが、土方は彼の純粋さを危険視する。そんなある日、燕は誤って公儀役人を斬ってしまう……。
放送スケジュール
=放送日
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新選組始末記(C)KADOKAWA 1963