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ペリーのちょんまげ

ペリーのちょんまげ

掲載日2017年11月17日
「闇の狩人」(主演:村上弘明)
池波正太郎原作。村上弘明が記憶喪失の仕掛人に。
闇の元締め田村高廣・岸田今日子夫婦の名演技に注目

 盗賊の弥平次(蟹江敬三)は、瀕死の若侍(村上弘明)を助けた。記憶喪失となっていた若侍に「谷川弥太郎」と名付けて、江戸に帰った弥平次だが、偶然、弥太郎と再会する。弥太郎は元締め清右衛門(田村高廣)に拾われ、金ずくで人を殺める闇の「仕掛人」となっていた。盗賊の跡目相続で命を狙われたところを弥太郎に助けられた弥平次は、弥太郎を闇の世界から抜けさせようと考えるが、それは厳しい掟を破ることになるのだった。そんな中、やがて、わかってきた弥太郎の過去。彼は土岐家の御家騒動がもとで、許嫁(畠田理恵)を失い、自らも追われる身となっていたのだ。巡る因縁は、弥太郎を土岐家の争いに再び巻き込む...。

 原作は池波正太郎。監督は「必殺仕掛人・春雪仕掛針」を手がけた貞永方久。なんといっても素晴らしいのは、清右衛門とお浜(岸田今日子)夫婦の演技。闇の掟を破れば、息子のような弥太郎も殺さねばならない。夫婦は苦悩の末、弥太郎を慕うお順(畠田二役)を軟禁する。「思い出してほしくなかった...」と、弥太郎を乗せた舟で鋭く目を光らせる清右衛門。夫の帰りを待つお浜の裏稼業の女房っぷりがカッコいい!この他、「何を賢しらな!!」と野望丸出しの土岐家側室の芦川よしみ、不気味な家老の西田健など達者な「悪」が次々登場。この作品の翌年に亡くなった城達也のナレーションもナイス。

掲載日2017年11月10日
「松本清張の異変街道」
親友の死と武田一族の黄金を追う旗本がつかんだ真相
古谷一行、近藤正臣、丹波哲郎ら名優によるサスペンス

 ぼんやりして見えるが実は剣の腕はいい三浦銀之助(古谷一行)は、親友の旗本・鈴木栄吾(近藤正臣)が死んだと聞かされる。栄吾は不名誉な甲府勤番に役替えされ、病死したという。そんな折、甲州身延の七面山で栄吾に会ったという茶屋の主人・利助(沼田爆)が殺され、銀之助と栄吾を慕う芸者お蔦(藤真利子)は身延に向かう。七面山の奥地には武田一族の隠し里があり、黄金伝説が残っていた。

 原作は松本清張が週刊誌に連載した長編小説。武田の隠し財宝の話はしばしば時代劇のネタになるが、ここでは銀之助やお蔦だけでなく、表ざたにはならない幕府、武田一族、さらには金を追う強欲な連中など、三つ巴、四つ巴の争いが展開。謎の絵馬の暗号も出てきて、目が離せない仕掛けになっている。

 いい味を出すのが、終盤、銀之助と山を歩く河村(火野正平)。敵か味方かわからない河村は「山にはイノシシもヘビもおるぞ」と刃物を持ち出す。こんな男と暗い山道を歩くサスペンスはドキドキものだ。そしてクライマックス、武田一族の長として「天罰を下す!!」と怒る丹波哲郎。こんなセリフが一番似合う俳優だ。やがて明らかになる意外な真相。銀之助は黄金について、彼らしい判断をする。ラストで彼を助けた岡っ引きの常吉(蟹江敬三)は、雪をいただく富士山を眺める。実際に身延山でのロケを敢行。景色の美しさも印象に残る。

掲載日2017年11月03日
「モノノ怪」
化猫、のっぺらぼう、海坊主、モノノ怪誕生の秘密
独特の映像美で一度見たらクセになるホラーアニメ

 灰色の髪、紫色の唇、とがった耳、鋭く青色の眼。そして顔には隈取のような柄。出てきただけでタダモノではない雰囲気の薬売りの男。彼が背負う薬篭の下段には、モノノ怪を斬る「退魔の剣」が仕込まれているのだ。

 謎の男を主人公に彼が出会う奇怪なモノノ怪との対決を描くオムニバスアニメ。ただ戦うのではなく戦いそのものより、モノノ怪がなぜ生まれたか、そのエピソードに重点が置かれるのが大きな特長。なぜなら、退魔の剣を抜くためには、モノノ怪のカタチ形、マコト真、コトワリ理を知る必要があるからだった。たとえば、「のっぺらぼう」の回では、一家惨殺の罪でとらわれている女お蝶の前に薬売りが現れる。惨劇の背景にモノノ怪がいると感じた薬売りだが、真実を語るはずのお蝶を能面の男が連れ出そうとする。能面の男は誰なのか。また、「化猫」では、近代を舞台に地下鉄の開通式に現れた化猫を追うが...。薬売りの男の変化にも注目。

 驚くのはその美術感覚。伊藤若冲の絵画のように極彩色を多用した細密な背景。クリムトの絵画を思わせる平面的な構成。水墨画のごとくモノトーンの暗鬱な世界。不気味で残酷で、なのに美しいという日本のホラー独特の味わいを見事に表現している。人物の描き方もしわや眼球の動き、爪のとがり具合までモノノ怪の恐ろしさに密接につながって怖い。

掲載日2017年10月27日
「小さな橋で」
杉田成道監督による時代劇版「北の国から」
原作・藤沢周平。懸命に生きる家族の姿に胸打たれる。

 父民蔵(江口洋介)がバクチをきっかけに仕事を失い、姿を消して四年。飲み屋で働き、必死にふたりの子を育ててきた母おまき(松雪泰子)は、年頃の娘おりょう(藤野涼子)とは言い争いが絶えず、おりょうは父の面影を見たのか、妻子持ちの年上の男と深い仲になり、母の忠告にも耳を貸さず、駆け落ちしてしまう。疲れ果てたおまきは、店の常連客の男にすがろうとする...。そんな中、子どもながら、父不在の家で男として母を守ろうと思う広次(田中奏生)。おとなの世界を垣間見て背伸びをしてみるが、母と姉が言い争う姿や母の女の顔を見て、衝撃を受ける。もがきながら成長する広次を約300人の候補から選ばれた田中奏生が熱演する。

 原作は藤沢周平の"市井もの"の原点といわれる『橋ものがたり』。作家自身が愛着があると述懐する一冊からの一篇だ。監督は国民的ドラマ「北の国から」の杉田成道。ねばり強い演出で知られる監督は、今回も事前に長期のリハーサルを敢行。松雪らからは「杉田塾」と呼ばれる熱血演出で、走り続けた田中の下駄が割れたというエピソードも。子どもたちがヨシキリの巣を探す葭原のシーン、夕焼けの中、走る広次のシルエットも美しい。また、強い男の役が多い江口がダメな父親になるのも見物。ラストで広次が口にする言葉も聞き逃せない。苦しい中、生き抜く家族の物語。

掲載日2017年10月20日
「のぼうの城」
2万VS 500!でくのぼうが奇策で天下人に挑む
野村萬斎ならではの名シーンも見逃せない

天下統一を目指す豊臣秀吉(市村正親)は北条攻めを開始。次々城を落とすが、降伏しない「忍城」攻めを石田三成(上地雄輔)に命じる。周囲を湖に囲まれ、"浮き城"ともいわれる忍城には、城主(西村雅彦)の徒弟で、城代家老(平泉成)の息子が領民から"のぼう様"と慕われる変人の成田長親(野村萬斎)がいた。長親と仲がいい武将の正木丹波守(佐藤浩市)、柴崎和泉守(山口智充)らも圧倒的な敵軍の勢力を前に降伏する覚悟をした矢先、交渉にきた長束正家(平岳大)の威張り切った態度に長親は突如、「戦いまする」と言い放つ!実戦で手柄をあげたい三成は大谷吉継(山田孝之)の心配をよそに忍城を「水攻めで落とす」と作戦を強行する。2万もの敵軍にたった500の兵力で挑む長親は、農民たちとも協力し、とんでもない奇策に出るが...。

 榮倉奈々のチャーミングな姫、佐藤浩市の「やっちまうか」と無骨だが情に厚い武将っぷりもカッコいい。また、人生経験豊富な村の長老(前田吟)やのぼうを心配する村の子ちどり(芦田愛菜)など、達者な面々がのぼうを助ける。和田竜のベストセラーを原作に犬童一心×樋口真嗣監督が東京ドーム20個分のオープンセットで壮大な史実を再現。水の上での長親の命がけの秘策は、野村萬斎ならではの名シーンとなっている。安住紳一郎の語りとエレファントカシマシの主題歌もキレがいい。

50音順リスト
  [あ行]   [か行]   [さ行]   [た行]   [な行]   [は行]   [ま行]   [や行]   [ら行]   [わ行]  

ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。

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