ぺリーのちょんまげ

「真田太平記」戦国に引き裂かれた兄と弟!颯爽・幸村の草刈正雄と苦悩の信之・渡瀬恒彦の物語。

掲載2004年06月18日

(さなだたいへいき) 1985〜86年

池波正太郎の原作を、金子成人が脚色。題字も池波作品と、力のこもった長編。当時、NHKで水曜日に一年間放送された大型時代劇だ。
天正10年(1582年)、織田信長によって武田軍は壊滅。勇壮で知られた真田家も孤立し、危機を迎えた。なんとか真田の興隆を図ろうと動く父・昌幸(丹波哲郎)は、徳川に反逆。しかし、嫡男・信之(渡瀬恒彦)は、真田の命脈を守るために、親子の縁を絶ち、周囲から非難されながらも、父とは逆の道を選んでいた。
 一方、血気盛んな弟・幸村(草刈正雄)は、信長、秀吉の死後、どんどん幅を利かせる徳川に従う気はなし。一度は山中に引っ込むが、豊臣勢から頼られ、ついに兄とは正反対の立場で戦場に立つことになるのか・・・。
 暴れん坊のイメージの渡瀬が苦悩の武将になり、爽やか系の草刈が大暴れ武将になるというイメージの違いが面白い。
 また、もうひとつの見どころは、忍者の活躍。真田勢とは縁の深い、戦国の影に生きた忍者たちの壮絶な戦いが、当時最先端のCGを駆使して描かれる。
 滅んでいくしかない運命を背負った人々の熱い生き方に泣けるシーンも多数。遙くらら、中村橋之助、夏八木勲、榎木孝明、中村梅之助らの熱演に注目したい。

( 書き下ろし )

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ペリー荻野プロフィール
ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。

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