ぺリーのちょんまげ

「同心部屋御用帳 江戸の旋風」
テレビ時代劇初出演の加山雄三の黒足袋がいい感じ!
田中邦衛、近藤洋介、地井武男ら個性派が勢ぞろい。

掲載2013年04月12日

(どうしんべやごようちょう えどのかぜ ) 出演者:加山雄三/田中邦衛/近藤洋介/地井武男/木村四郎/千秋実/浜美枝/小沢栄太郎/橋本功 ほか 1975

 75年、テレビ時代劇初出演の加山雄三が、南町同心千秋城之介を演じ、人気シリーズとなった本作。原作は推理作家の島田一男。その大きな特徴は、城之介はじめ、六人の個性的な人間たちによるチームの捜査だ。頭脳明晰にして剣にも強い。デキる男城之介、眼光鋭い高瀬儀右衛門(近藤洋介)、理論派の三保木大学(地井武男)...これだけ聞いただけでも演技派揃いだが、そこに女好きだがどこかとぼけて憎めない由良三九郎(田中邦衛)登場! つまり映画「若大将」シリーズの若大将と青大将が時代劇でも顔を合わせているのである。ゲストも豪華で、第一話「矢取り女」には、やはり東宝映画で活躍した土屋嘉男、第三話「慕情遠島船」には村野武範、「入れ墨の女」の水野久美するほか、「女難同心」の回では、地井の父役で小沢栄太郎が出演。息子を思うあまり信じられない行動をとり、事件となる。

 チーム捜査は、当時人気の「太陽にほえろ」を想起されると言われたが、「江戸の疾風」でメガホンをとった高瀬昌弘監督は、「太陽」でも活躍している。スピード感と男同士の友情やライバル心はとても現代的。シャープなメイン音楽も海外の刑事ドラマのようなイメージで心に残る。ちなみにペリーが一番心に残っているのは、加山雄三の黒足袋。敵と渡り合う瞬間、ビシッと決まる足さばきに感動した。今見てもかっこいい!

「同心部屋御用帳 江戸の旋風(TVシリーズ) 」 ⇒放送スケジュール ( 書き下ろし )

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ペリー荻野プロフィール
ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。

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