ペリーのちょんまげ ペリーのちょんまげ

掲載2000年07月10日

樅の木は残った

(もみのきはのこった) 1983年

掲載2000年07月10日

 名門、伊達藩でお家騒動が勃発。裏切り、毒殺、デマ…それが藩とり潰しを狙う幕府の陰謀と察した藩重臣・原田甲斐は、家族や部下を犠牲にし、一命をも捨てて陰謀に立ち向かう。あたかも傾きかけた会社を再建するヤリ手重役の趣。山本周五郎の傑作を主役の仲代達矢、「どら平太」でも注目される役所広司、益岡徹ら無名塾の面々が熱演する骨太の長編。

ペリー荻野プロフィール
ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。