• フードコーディネイト:里見陽子(キッチンスタジオ ヨーク)

  • 第3回
    江戸で一番人気のみそ汁「納豆汁」

    御御御…、尊敬の御を三つも付けた汁という意味の「おみおつけ」。そんな名前の由来があるほど有り難く食べられていた味噌汁ですが、その具の中で一番の人気だったのは、納豆だといいます。今回は江戸初期の料理書「料理物語」に記された納豆汁をご紹介します。


作り方
  • 1.小松菜をざく切りに、豆腐はサイの目に切ります。
  • 2.次に刻み納豆の下準備。出汁(目安としては1カップ)を入れながら、すり鉢で納豆を潰していきます。全てすり潰してしまわず、大豆が3分の1程の大きさになるまでが目安となります。
  • 3.鍋には、多めの味噌を出汁で溶いたもの。火にかけ、煮立たない程度のところで豆腐、小松菜を入れます。
  • 4.小松菜、豆腐に火が通ったら、最後に擦った納豆を加えます。あとは軽く混ぜればお江戸で人気No.1の味噌汁、納豆汁の完成です。
  • 5.最後に柚子の皮を乗せれば、納豆の臭みも気になりません。

材料(4人前)

  • 納豆 2パック~
  • 江戸甘味噌 大さじ4
  • 出汁 適量
  • 豆腐 1丁
  • 小松菜 3把


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