ペリーのちょんまげ ペリーのちょんまげ

掲載2013年04月26日

「弥太郎笠」
剣は無敵、育ちは直参、姿はやくざ!
市川雷蔵が得意の股旅もの。"りゃんこ"の意味は?

(やたろうがさ) 出演者:市川雷蔵/浦路洋子/矢島ひろ子/木暮実千代/夏目俊二/柳永二郎 ほか 1957

掲載2013年04月26日

 市川雷蔵の魅力は、「眠狂四郎」「忍びの者」のシリアスな顔から、「狸道中」のようなコメディ、さらには股旅もの、文芸ものまで、それぞれに違う顔を持っていること。そんな中でも、やくざ渡世に生きながら、さわやかさと義理堅さを感じさせる股旅ものは、雷蔵の得意分野と言える。

「弥太郎笠」の弥太郎(雷蔵)は、旗本の家に生まれ、一流の剣の腕を持ちながら、やくざ渡世に生きる決意をした男の物語。彼が“りゃんこの弥太郎”と呼ばれるのは、もともと二本差し(りゃんこ)だったことを知られているからだった。久しぶりに上州松井田の虎太郎親分(清水元)を訪ねた弥太郎は、虎太郎がやくざをやめ、上州紬の織元になっていることを知る。帰り道中、弥太郎は、かてつの道場仲間で、今は関八州取締出役となった桑山(夏目俊二)と出会い、虎太郎の作業場を狙う悪巧みがあることを知る。その悪巧みには、恐ろしい剣の遣い手がからんでいるらしい。

街道を急ぐ弥太郎は、間に合うのか…。

原作は「座頭市」でも知られる子母澤寛。虎太郎娘役の浦路洋子は、この作品以外にも「忍びの者」「長脇差忠臣蔵」などで雷蔵と共演。また、♪行こか、戻ろか~と名調子の主題歌を歌う白根一男は、やはり大映の「次男坊鴉」主題歌をヒットさせ、後年、紅白歌合戦にも出場。ナイスなのどを聞かせた。

掲載2013年04月19日

「遊侠五人男」
長谷川一夫、市川雷蔵ら五大スター集合
木暮実千代、中村玉緒ら女優陣も豪華な娯楽作

(ゆうきょうごにんおとこ) 出演者:長谷川一夫/市川雷蔵/勝新太郎/梅若正二/黒川弥太郎/木暮実千代/中村玉緒 ほか 1958

掲載2013年04月19日

 佐原の又四郎親分(黒川弥太郎)の代参で、身延に出かけていた駒木野の源八(長谷川一夫)は、又四郎が捕縛され、護送籠で運ばれていると知る。その裏には、いかさま賭博でお千枝(中村玉緒)を借金のカタに父親から奪った、沢井村米五郎(小堀明男)の悪巧みがあるらしい。幸い、お千枝は、恋人で源八の弟分の徳次郎(勝新太郎)の大暴れで、無事に帰ってきていた。又四郎は徳次郎の不始末の責任を負うことになっていたのだ。又四郎を救いたい源八は、郡代のお手先・妻木兵三郎(市川雷蔵)から、「親分を助けたければ、米五郎を捕えてこい」と言われ、韮崎の佐吉(梅若正二)を訪ねる。しかし、米五郎に義理がある佐吉は、源八の言うとおりにはできないのだった。

 長谷川一夫、市川雷蔵、勝新太郎、梅若正二、黒川弥太郎の五大スター勢ぞろいの豪華版。当時のキャッチフレーズは、「一人ずつでも滅法強い!五人揃えば文句なし!斬って暴れて天下無敵! 」ファンは「揃えばどうなる」とわくわくと映画館へ出かけたはず。(ちなみに同時上映は『有楽町で逢いましょう』だった) 乱暴者だが、可憐な玉緒にメロメロの徳次郎は、勝にぴったり。原作は川口松太郎、監督は「雪の渡り鳥」で評価を高めた加戸敏、美術は西岡善信。花の吉原でスカっと暴れる五大スターもいいが、三味線弾きのお藤(木暮実千代)の存在感は見逃せない。かっこいい!

掲載2013年02月15日

「柳生あばれ旅」
千葉十兵衛と勝野又十郎W柳生が大暴れ!
お供に長髪の真田広之、忍びの片平なぎさも

(やぎゅうあばれたび ) 出演者:千葉真一/勝野洋/片平なぎさ/真田広之/藤木悠/桜木健一/中康次/山村聰 ほか 1980

掲載2013年02月15日

 徳川家光(森次晃嗣)の側近、大目付柳生但馬守(山村聰)は、東海道の整備を提案し、三男の又十郎宗冬(勝野洋)を、東海道巡検使に任命。しかし、隠密の旅には戦国以降のあぶれ者があふれる土地も多く、危険が多かった。柳生家長男の柳生十兵衛(千葉真一)は、配下のお紋(片平なぎさ)、阿里助(黒崎輝)とともに、又十郎一行を密かに助けるため、旅立つ。

 千葉ちゃんといえば、柳生十兵衛でしょ!というファンも多いはず。1978年に公開され、大ヒットを記録した映画「柳生一族の陰謀」で、十兵衛を演じて以来、剣豪というよりは、忍びのような激しい剣を使う人物像を創造、当り役としてきた。ここでは、正統派の剣を使う“表の柳生”又十郎と、闇を走り、悪の前で「一つ目天狗だ」と名乗る十兵衛(カッコいい!!)の対照的な存在感が際立つ。

 JACチームのアクションはもちろん、片平なぎさも大いに活躍。藤沢宿では、いよいよ目黒の又平役で長髪の真田広之が登場。なんと下帯一丁で、体力勝負のアクションを爆発させる。きまじめ又十郎と、ちょっととぼけたお供の勘定改方役人花形六左衛門(藤木悠)と青戸金平衛(桜木健一)とのやりとりも楽しい。「巡検使の旅に鬼が出るか蛇が出るか」芥川隆行の名調子と、♪男はいつでも歩き続ける~とやしきたかじんが熱唱する主題歌「ウォーキングオン」も聞きもの。 

掲載2012年11月02日

「闇の歯車」
藤沢周平原作のハードボイルド犯罪劇
仲代達矢×役所広司×東野英治郎×殿山泰司!

(やみのはぐるま ) 出演者:仲代達矢/役所広司/東野英治郎/神崎愛/中村明美/殿山泰司 ほか 1984

掲載2012年11月02日

町の片隅にひっそりたたずむ居酒屋に集まる男たち。絵師と名乗る伊兵衛(仲代達矢)は、さまざまな理由から金を必要とする四人の男たち、遊び人の佐之助、浪人の清十郎、商人の仙太郎、老人の弥十に声をかけ、ある計画を持ち掛ける。それは、札差の金を狙った強盗。しかも、真夜中ではなく、まだ暮れきっていない時間に実行するというのだが…。プロの盗人である伊兵衛は「あとくされのない素人だからできる」と周到な計画をたてる。底辺に生きる男たちの「金がいる」事情をていねいに描き、黙々と襲撃を実行する面々。しかし、彼らに待っていたのは、皮肉な巡り合わせだった。

キャストには、仲代はじめ、役所広司、鷲生功、神崎愛など無名塾系俳優が多数出演。東野英治郎、殿山泰司、アクの強いふたりのベテランがぐっと画面を引き締める。

原作は藤沢周平。人生の機微を描く名作家の作品の中でも、全体にハードボイルドタッチ。脚本はこの83年、フジテレビの時代劇SP「樅の木は残った」を執筆した仲代達矢夫人の隆巴。フィルムノアールを思わせる抑制のきいた画面は、時代劇専門チャンネルのオリジナル時代劇でも腕をふるう井上昭監督による。水にこだわる監督らしく、雨が効果的に使われるのも見物。ラストシーンの伊兵衛の表情がいつまでも心に残る長編。

掲載2012年04月27日

「雪姫隠密道中記」
長身姫様、片平なぎさの七変化!
「水戸黄門」スタッフ多数参加の明朗道中記

(ゆきひめおんみつどうちゅうき) 出演者:片平なぎさ/あおい輝彦/中村敦夫/和田浩治/森マリア/小松政夫 ほか 1980年

掲載2012年04月27日

  三代将軍家光のころ、熊本城主加藤忠広に流罪の命が下った。忠広の娘・雪姫(片平なぎさ)は、父の無実を将軍に直接訴えるため、江戸に向けて出発。旅先で次々事件に遭遇するが、さすが名将加藤清正の孫娘。必要とあらば、若侍、旅芸人、町娘などに“七変化”。どんな困難にも立ち向かう暴れっぷりを見せる。

 脚本の葉村彰子(実は複数の脚本家の共同ペンネームで、一時期はかの向田邦子も参加していた)はじめ、監督には山内鉄也、プロデューサーには西村俊一など、「水戸黄門」スタッフが多数参加した明朗時代劇。共演も姫様お付の巌谷源八郎(和田浩治)、家光の名代役葵新之介(あおい輝彦)、女道中師お千(森マリア)など、「月曜八時」でおなじみの顔ぶれが揃った。当時、二十歳の片平は、これが初めての時代劇主演作品。ペリーは、元伊賀忍者・小鈴の佐平次役の中村敦夫ご本人にインタビューした際、「当時、男性主役の時代劇が多く、明るくさわやかな女性主役作品をと現場は意欲的だった。旅の物語なので、ロケが多かったが、片平さんは長身で、男性と立ち回りをしても堂々としてみえた」と、りっぱな“姫様”ぶりを語ってくれた。

 特筆すべきは音楽で、長く必殺シリーズを手掛けた平尾昌晃が担当。主題歌「いつも君のそばに」あおい輝彦が♪いつもいる~と甘い歌詞を軽快に歌う。

掲載2012年04月06日

「柳生十兵衛七番勝負シリーズ」
シリーズごとに苦悩しつつ成長する十兵衛。
和泉元彌、永澤俊矢、山口馬木也ら強敵登場!

(やぎゅうじゅうべえななばんしょうぶ ) 出演者:村上弘明/夏八木勲/松重豊/西岡徳馬/佐々木蔵之介/苅谷俊介/高野八誠/小沢真珠 ほか 2005年

掲載2012年04月06日

  三代将軍徳川家光のころ、幕府の基礎が盤石とはいえない時期に大名の動きを監視する立場の柳生家の十兵衛は、各地の反乱の芽を断つ使命を帯びて旅に出る。しかし、予想に反して十兵衛と戦う運命にあるのは、自分を捨て、周囲の人間のために剣を手にしたものばかりだった…。シリーズ1の「柳生十兵衛七番勝負」では、家光と将軍の座を争った弟・忠長の家臣と向き合うことに。いわば徳川の内側での戦いであり、悪人ではない彼らと命のやゆりとりをすることが、十兵衛には大きな苦痛であり、悲しみでもある。

 続くパート2の「島原の乱」で十兵衛は、兄弟子荒木又右衛門(高島政宏)と再会。後に島原の乱の現場に急行するが、その裏には暗い陰謀が。そしてパート3「最後の戦い」では、40代になり妻(牧瀬里穂)もめとった十兵衛が、自分を「捨てた」と思っていた母(富司純子)の生存を知り、三度の旅に出ることに。そこに由比正雪(和泉元彌)の影が。

 撮影当時、私は緑山スタジオの現場で取材をしたが、キャリア、体力ともに充実した村上弘明には貫禄が備わっていたのが印象的だった。十兵衛のトレードマークの眼帯もアップ用と引き画面で別のものが用意され、シリーズの見どころでもある立ち回りの場面では危険がないように工夫されていた。山口馬木也、永澤俊矢ら強敵との戦いは見応えがある。

掲載2012年01月06日

『山桜』
田中麗奈と東山紀之が静かに綴る藤沢作品
映像美と心優しき人々の姿に思わず涙が

(やまざくら) 出演者:田中麗奈/東山紀之/篠田三郎/檀ふみ/北条隆博/南沢奈央/富司純子/高橋長英/村井国夫 ほか 2008年

掲載2012年01月06日

江戸後期。北の小国海坂藩の吟味役百二十万石の浦井家の長女・野江(田中麗奈)は、最初の夫と死別し、勧められるままに磯村家に嫁いだ。磯村家は蓄財に熱心で、野江に「出戻りの嫁」とつらく当る。辛い日々の中、墓参の帰り、山桜の枝に手を伸ばした野江に「手折ってしんぜよう」と声をかけたのが、手塚弥一郎(東山紀之)だった。弥一郎は自分を見初め、嫁にと望んでくれた相手だったが、野江は会うこともなく断っていた。「今は幸せでござろうな」と問う弥一郎に心ならずも「はい」と言ってしまった野江。その後、弥一郎は、不正を正し、飢饉に苦しむ弱い農民たちを救うため、藩の重役(村井国夫)を斬る。
 山桜の下でのただ一度の出会いが、ふたりの運命を変える。文庫本で20ページほどの短編を映画化するため、スタッフは9年もの準備を重ねたという。ひたむきな野江と静かに正義を貫く弥一郎の姿を見ていると、ふたりの幸せを祈らずにいられない。東山の鮮やかな殺陣、原作者藤沢周平ゆかりの庄内で探し当てた山桜の美しさなど、見どころは多いが、何より若いふたりを支える周囲の人々の心優しい姿に胸を打たれる。「あなたはほんの少し回り道をしているだけなのです」と、娘を見守る母(壇ふみ)と父(篠田三郎)、そして弥一郎の母(富司純子)とのシーンには思わず涙が。時代劇初心者の女性にもお薦め。

掲載2011年02月11日

『世直し順庵!人情剣』
この決めセリフは藤田まことしか言えない!
ものぐさ江戸の監察医が許せぬ悪を葬る。

(よなおしじゅんあん!にんじょうけん) 2005年

掲載2011年02月11日

江戸で診療所を開く医師・河合順庵(藤田まこと)は長崎でシーボルトについて修行を積んだ本格派だが、生来のものぐさ男。なんと口癖は「手おくれ」。もとは貧乏御家人で、剣の腕もたつらしい。その順庵のところに、飲み仲間の岡っ引き吉松親分(内藤剛志)が、しばしば亡骸を担いでくる。監察医として鋭く事件を見破る順庵だが、本物の悪党が捕まらないことを知ると、人知れず悪を葬る決意を固めるのだった。
表の顔と裏の顔。ふたつ使い分けるのは藤田まことの得意技だが、今回は決めセリフがすごい。
「お前さんは、もう手おくれだね…」
人気マンガ「北斗の拳」の主人公もびっくりの言い捨てセリフ。これを言いきれるのは、藤田まことだけだろう。なお、このシリーズには原型がある。95年にやはり藤田主演で放送された「はぐれ医者・お命預かります」で、15.3パーセントという高平均視聴率を記録している。
注目キャラは、北町奉行所与力の長谷部総十郎の島田順司。藤田・島田のコンビといえば、名シリーズ「はぐれ刑事純情派」を思い出すが、刑事のときはメガネをずらした小心者の課長だった島田が、ここでは、順庵の道場仲間であり、裏の顔を知る唯一の男として登場。シリアスな演技を見せる。

掲載2010年05月07日

『弥次喜多隠密道中』
隠密のふたりが弥次さん、喜多さんに?
尾上菊五郎、目黒祐樹の世直し道中

(やじきたおんみつどうちゅう) 1971年

掲載2010年05月07日

旗本三千石の次男坊・村上弥次郎(尾上菊五郎)と、元伊賀者の青山喜多八(目黒祐樹)は、時の老中・水野越前守の命を受け、各地の民情と政情を探りに日本各地を旅することに。しかし、まじめすぎてすぐに人にだまされる弥次さんと、女好きで調子のいい喜多さんは、あちこちで騒動に巻き込まれる。彼らの監視役となった目付けの榊竜軒(中村敦夫)は、おかけで始終苦い顔だ。
ふたりが隠密道中を引き受けた理由が面白い。弥次さんは、剣と学問の実地修行になると考え、一方、喜多さんは「金と女に不自由しない」と動機が不純。性格は正反対だが、お互いの欠点を補い合って、悪に対してはどこまでも強い。痛快な世直し旅になる。
ユニークなのは、ゲストの顔ぶれ。「怪盗ねずみ小僧」の回では、目黒の兄・松方弘樹が二枚目のねずみ小僧として登場。舞阪あたりに出没し、宿場は厳戒態勢。宿改めにきた役人に、喜多さんは捕まってしまう。なにしろ、人相書きに喜多さんはそっくり(そりゃ当たり前!) 弥次さんは、喜多さんを救おうとするが、竜軒に「宿場の悪を探索するのが先」と言われて、隠密の辛さを知る。そんな折、囚人として護送される喜多さんのところに、颯爽と馬で現れたのは、ねずみ小僧! 「お前さんには借りがあるからな」などと少々キザなねずみ小僧もいい味。兄弟が激突する。

掲載2009年10月02日

『世なおし奉行』
片岡千恵蔵、得意のべらんめえ奉行
阪妻の息子・田村正和との共演にも注目!

(よなおしぶぎょう) 1972年

掲載2009年10月02日

公事方勘定奉行・跡部能登守(片岡千恵蔵)は、無法者たちが横行する関八州の取り締まりを担当する。堅苦しい役人と違い、世間の事情に通じる能登守は、取締出役の早瀬主水(田村正和)、中沢要介(石山律)、元スリのちょぼいちの辰(砂塚秀夫)お染(赤座美代子)らとともに、宿場ら村々に根を張る悪人たちと対決する。第21話「黄金の罠」では、佐渡の金塊運搬中に行方不明になった部下を助けるために奮闘。若年寄(御木本伸介)ら幕府上層部しか知りえない運搬ルートを賊が知りえた謎解きなども見せる。
千恵蔵といえば、映画では遠山の金さんとして「火の玉奉行」「はやぶさ奉行」「喧嘩奉行」「たつまき奉行」など、おそらく史上もっとも多くのニックネームを持つ奉行俳優。テレビ作品では「大岡越前」と父親役などが印象的だが、69歳で主演したこの本作(ちなみに音楽は「大岡」と同じ山下毅雄)では、自ら潜入捜査をし、悪人たちに「じたばたするねえ!」と思いっきり啖呵をきる。もちろん、見事な立ち回りを披露。一方で、自宅でおくに(小山明子)ととぼけた会話などするのも千恵蔵らしいほのぼのとした味わいである。映画全盛時代のライバル阪東妻三郎の息子・正和との共演にも注目だ。若き正和は「この男、おそらく忍び」など、現在の渋めモードを発揮している。

ペリー荻野プロフィール
ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。