ペリーのちょんまげ ペリーのちょんまげ

掲載2012年07月06日

里見浩太朗超大作時代劇
「忠臣蔵」「白虎隊」など名作で紅白と激突!
里見×杉山義法脚本、堀内孝雄主題歌にも涙

(さとみこうたろう ちょうたいさくじだいげき) 1985年~93年

掲載2012年07月06日

 1985年~93年まで日本テレビ系で放送された「年末時代劇スペシャル」は、豪華キャストと壮大なスケールで、世の時代劇好きをうならせる大作を毎年放送。中でも、第一作「忠臣蔵」は里見浩太朗の大石内蔵助、風間杜夫の浅野内匠頭、森繁久彌の吉良上野介が揃い、空前の製作予算が準備された。大みそかの紅白歌合戦と放送時間がぶつかりながら、高視聴率を記録している。主演の里見浩太朗は、この時、50歳の節目で企画を聞いて「大石は憧れ」と喜んだが、森繁御大に敵役を直接お願いしに舞台の楽屋に訪ねた折には、さすがに緊張し、「江戸を斬る」シリーズなどの仲間松山英太郎に「付き添い」を頼んだという。森繁は「吉良は高家筆頭。その誇りを大切にした最期を」と自ら提案し、炭小屋から雪に敷かれた畳の上を謡いとともに堂々と歩いて登場。大石に討たれる場面でも、死に顔は見せないという高潔な吉良象を見せている。

 翌年は「白虎隊」で、里見は、「白虎隊」の少年役だった坂上忍、宮川一郎太、新田純一らとともに幕府方として、最後まで会津で戦う西郷頼母を熱演。「雪ならば消ゆるを覚悟」など杉山義法の美しい日本語のセリフを、里見、森繁、丹波哲郎、佐藤慶ら名優がいい声で聞かせ、泣かせる。また、ラストで響く堀内孝雄の主題歌「愛しき日々」(小椋桂作詞・堀内孝雄作曲)も広く愛された。

掲載2012年06月22日

「写楽はどこへ行った」
謎の絵師写楽を題材にした傑作ドラマ。
佐藤慶、山形勲、岸田今日子ら名優が揃う

(しゃらくはどこへいった ) 出演者:佐藤慶/露口茂/山形勲/岸田今日子/山崎努/木村功 ほか 1968

掲載2012年06月22日

 気骨とセンスのよさでベストセラーを連発する江戸の天才的版元・蔦屋重三郎(山形勲)が、死の直前に口走ったのは「写楽はどこへ行った」という言葉。それを聞いた作家の十返舎一九(露口茂)は、謎めいた絵師東洲斎写楽の正体を突き止めようと動き出す。もともと写楽(佐藤慶)は、蔦屋に自ら風呂敷に包んだ絵をを持ちこんできた男。多忙な蔦谷は、女房のお春(岸田今日子)に包みを渡されても、また売り込みかと無視していたのだった。しかし、その絵を見た途端、その新しさ、面白さに版元としての直感が働き、写楽を寄宿させ、絵を大々的に売り出した。デフォルメした独特の役者絵は、評判を呼ぶが…。

 原作は、詩人で日本ペンクラブの会長も務めた大岡信。寛政六年から翌年までの間、わずか10カ月の間に、約145枚の作品を残して忽然と姿を消した写楽の正体には、現代も多くの作家の解釈がある。

 このドラマでは、取りつかれたような表情で役者の顔を描く写楽を、佐藤慶が淡々と(裏に鬼気さえ感じさせる)演じる。当時の佐藤は、「白い巨塔」の野心家の医師から、コメディタッチの作品までさまざまなドラマに出演。さらにライバルともいえる喜多川歌麿(木村功)、葛飾北斎(山崎努)らも人間味たっぷりの演技で、ドラマに奥行きを出す。第20回イタリア賞にも出品されたNHK制作の傑作。

掲載2012年06月15日

「時代劇法廷 被告人は春日局」
初の女性被告人の大奥創始者は職権濫用か。
オープニングはキャバクラ「大奥」!?

(じだいげきほうてい ひこくにんはかすがのつぼね) 出演者:渡辺いっけい/毬谷友子/松山愛佳/吉村涼/井沢元彦 ほか 2011

掲載2012年06月15日

 毎回、歴史上の人物の罪状を厳しく追及する「時代劇法廷」。初の女性被告人となったのは、かの春日局。いつも以上に張り切る、おなじみの検察官(渡辺いっけい)は、春日局を「職権濫用罪」で訴える。

 なんといっても、見どころは、個性派女優毬谷友子演ずる春日局のド迫力の応対。出てくるなり、「この私を裁く!?」とキッとにらまれて、なにやら今回は雲行きがはじめから怪しい…。なにしろ、これまで「服部半蔵」「田沼意次」など、ギリギリのところまで追い詰めながら、敗訴してきた連敗中の検察官。春日局(おふく)といえば、明智光秀の家臣の娘で、謀反人の子とそしられ育った苦労人。関ヶ原の戦いで、徳川方に寝返った小早川秀秋の元家臣で、浪人となった夫と幼子と別れ、二代将軍秀忠とお江の嫡男の「乳母募集」に応募したおふくは、命がけでその子を三代将軍家光に育て上げる。美少年好きの家光を心配したおふくは、「大奥」を創立。そのトップに君臨して「春日局」となった。…とここまでの大出世を見れば、職権濫用もあったような予感が…。加えて春日局が引き連れてきたお万、お玉からは、意外な証言が。女の敵は女?それとも女の信頼関係は鉄板? 多くの男性が妄想する「キャバクラ大奥」シーンは笑える。歴史を学びながら、人間ドラマが楽しめる「時代劇法廷」、今回も波乱の展開!

掲載2012年05月18日

「戦国疾風伝 二人の軍師」
近年注目の黒田官兵衛と竹中半兵衛の志とは
時代劇初主演の高橋克典と山本耕史が戦へ!

(せんごくしっぷうでん ふたりのぐんし) 出演者:高橋克典/山本耕史/西田敏行/橋爪功/奥貫薫/高知東生/かたせ梨乃/高嶋政伸/京野ことみ ほか 2011

掲載2012年05月18日

 近年、戦国武将を支えた“軍師”の存在が注目されているが、軍師といえば秀吉チームのこの二人を忘れてはいけない。秀吉は、本能寺の変の急報を受け、毛利との戦いから急きょ引き返した「中国大返し」をきっかけに一気に天下人へ近づくが、その「大返し」を進言したのが、黒田官兵衛。一方、わずか16名で不落といわれた稲葉山城を落とし、主君・斎藤龍興の圧政を諌めるとさっさと城を返すという信じられない決起作戦を実行し、秀吉に「三顧の礼」で迎えられた天才軍師・竹中半兵衛。二人は後に“秀吉に二兵衛あり”と言われる大きな存在になっていく。

 とにかく展開はドラマチック。そしてキャストがいい。若いころにはやんちゃだったが信長・秀吉の才能を見抜き、タフな行動力を見せる官兵衛に初時代劇の高橋克典(黒甲冑がよく似合う!)、心やさしく妻(京野ことみ)とも睦まじいが若くして病に倒れる半兵衛に山本耕史(赤甲冑)。「わしは戦のない世の中を見てみたいのじゃ」と涙声の秀吉を西田敏行。秀吉の手綱を握る正室ねねに余貴美子。先祖が家康と関わる元NHKアナ松平定知が家康役というのも面白い。脚本は「陽炎の辻」で山本と組んだ尾西兼一。原作者・嶋津義忠は「日本人の清潔感を見せたい」と語ったが、二人が貫く“信義”に胸が熱くなる。

掲載2012年03月16日

「新選組血風録」
渡哲也の近藤勇、村上弘明の土方歳三
苦悩する山南啓助の三浦洋一にも注目!

(しんせんぐみけっぷうろく ) 出演者:渡哲也/村上弘明/中村俊介/若林豪/天海祐希/酒井美紀/円谷浩 ほか 1998年

掲載2012年03月16日

 新選組小説の定番ともいえる司馬遼太郎の「新選組血風録」「燃えよ剣」を原作に、熱血キャストと工藤栄一、松尾昭典、斎藤光正らベテラン監督によるスピーディーな展開を見せる幕末群像劇。

 近藤勇の渡哲也は、「団長」俳優らしい貫禄と悠々としながらも時勢と誇りの間で揺れるリーダーを演じ、「団長」の貫禄を見せる。一方、物語の主人公ともいえる土方歳三の村上弘明は、集団統率のため、非情さを見せるが、どこかに人間味がある土方となっている。特に第六話「土方謀殺計画、山南の脱走」では、お互いの力を認め合いながらも、「新選組は恐ろしい怪物になってしまう」という山南啓助(三浦洋一)と対立。山南の脱走へとつながっていく。きっかけは、山南が偶然知り合った長坂小十郎(吉見一豊)を隊の会計方にと入隊させたことだった。同じ会計方の中倉が女といるところを襲われ、不覚をとったことから土方は、中倉に斬首を、その介錯を居合の名手でもある長坂に命じる。実はその背景には、伊東甲子太郎(峰岸徹)一派の陰謀があった。脱走した山南を慕う女・明里に「男はんに恥かかす気か」とたしなめる東雲。女たちのかなわぬ思いも泣かせる。終盤、伊東一派との内紛「油小路の決闘」では、「売られた喧嘩は買わなきゃ、しょうがねえ」と乗り出す篠原泰之進の船越英一郎の暴れっぷりにも注目。 

掲載2011年12月23日

『新源氏物語』
燦然と光り輝く市川雷蔵の光源氏!
「せめて一夜...」と美女も総出演の豪華版

(しんげんじものがたり) 1961年

掲載2011年12月23日

帝の子として生まれ、輝く美貌で宮廷の女たちに「せめて一夜…」と憧れの目で見つめられる光源氏(市川雷蔵)は、左大臣の娘・葵の上(若尾文子)と結婚するが、心には父帝(市川寿海)の愛人で実の母にうりふたつの藤壺(寿美花代)への思いがあった。
 めくるめく美女たちとの逢瀬を重ねる源氏は、スターとしてキャリアを重ね、所作の美しさでも知られる雷蔵には、ぴったり。目線ひとつで美女がクラクラと吸い寄せられる様はまるでマジック。一度は抵抗してみせた藤壺もやっぱり…。興味深いのは、源氏の結婚生活。口先で「愛しいお人」などと葵の上を呼んでみても、心がこもっていないことを相手にすっかり見抜かれ、冷めた返事をされる源氏。「この結婚は失敗だった…」って、どっちが悪いんだかわからない。しかし、そんな中で、藤壺が運命の男子出産。源氏は、あくまで帝の子として生まれたその子にどう接するのか。
 有名な葵の上と六条御息所の牛車対決場面もみどころのひとつ。結婚生活は冷めているのに源氏の妻としいうことで嫉妬の対象にされていまう葵の上。才女の御息所が生霊にまでなってしまうところに、「源氏物語」の奥深さが感じられる。純愛、嫉妬、不倫、どろどろなのに美しい。原作・川口松太郎、監督・森一生による豪華な「源氏物語」。

掲載2011年12月16日

『座頭市 THE LAST』<PG-12>
香取慎吾×阪本順治監督の「座頭市」!
仲代達矢、原田芳雄の貫禄の演技にも注目

(ざとういちざらすと) 2010年

掲載2011年12月16日

「これが最後だから」と妻タネに言い残した座頭市が、その死闘に勝つ寸前、タネが殺されてしまった。人を斬ることをやめ、故郷で平穏な暮らしをしようと決めた市は、親友・柳司(反町隆史)のところに身を寄せるが、そこは非道な天道(仲代達矢)一家に仕切られており、農民たちは虐げられていた。市は再び、仕込み杖を手にするが、そこには裏が…。
 勝新太郎の当り役として映画史に残るキャラクター「座頭市」を、当代の人気者・香取慎吾がまったく新しい人物像にした。まず、特徴的なのは、座頭市に嫁(石原さとみ)がいること! さすが撮影開始の合図を「ヨーイ、ハイ!」ではなく、「ヨーイ、アイ(愛)!」と言ったと語り草になる阪本監督作品。しかし、渡世の道から足を洗い、地道に生きようとする市に、さまざまな危難が降りかかる。豪雪(この雪も物語のカギとなる)の「庄内映画村」で撮影された農村の景色は、荒涼としていると同時に、人のぬくもりがより感じられる場所。そこを一人行く長身の市は、今まで見たことのない「座頭市」を象徴している。
 共演陣では、不気味な親分を演じる仲代達矢、無頼の医者を奔放に見せる原田芳雄の貫禄はさすが。また、柳司の母役で166本目の映画出演作となった倍賞千恵子、その孫の加藤清史郎、極悪のARATA、やさぐれたやくざの中村勘三郎など、演技派が揃う。

掲載2011年11月25日

『獅子の時代』
維新の負け組と勝ち組、二人の友情と苦悩
山田太一脚本、大河ドラマ初の試みが満載!

(ししのじだい) 1980年

掲載2011年11月25日

日本の大変革期となった明治維新。その際に、負け組となった会津の元藩士・平沼銑次(菅原文太)と勝ち組の元薩摩藩士・苅谷嘉顕(加藤剛)の友情と対立、運命を描く。
 ふたりの出会いは、大政奉還の年として記憶される慶応3年(1867)、パリ万博の会場。そこでは、日本茶屋の接待役として派遣されていた芸者のおもん(大原麗子)もいた。外国人に連れ去られそうになったおもんを馬車から助けたふたりは、互いの存在を意識し、理想をぶつけあうことに。やがて幕府が瓦解した日本で、会津は、傷つきながら最後まで戦った。維新後、銑次は、弥太郎(金田賢一)らと、自分の生きる道をたくましく探していく。
 山田太一の骨太な脚本で、架空の人物を主人公にした大河ドラマ。舞台は明治時代、オープニング映像は草原に生きるライオン、音楽は宇崎竜童、さらに洋装の嘉顕とちょんまげ姿の銑次が実際にパリの街を走り回るなど、型破りな場面も評判になった。中盤、横浜で中国の一団と知り合った銑次は、ヨーロッパ列強に狙われた祖国を救いたいという彼らの志に共感し、日本政府軍から銃を奪う。しかし、中国側の内部対立で、銃を転売されそうになる。銑次は、命がけで銃を取り戻し、海に放り投げる。彼の怒りと悲しみが胸にしみる。印象的なシーンも多い社会派時代劇。

掲載2011年10月14日

『薩摩飛脚』
迫力の悪役・川合伸旺の怪演が光る!
生きて帰れない薩摩への密偵の過酷な運命

(さつまひきゃく) 1982年

掲載2011年10月14日

薩摩に謀反の動きありと、幕府は七名ものお庭番を差し向けるが、誰一人戻ってくる者はなかった。八番目と九番目に選ばれた神谷金三郎(平幹二朗)と松村伊織(近藤洋介)は、潜入に成功。しかし、大砲演習の秘密を探り当てたとき、薩摩藩士に見つかり、散り散りになる。生還した金三郎は、御役御免を願い出て、ひとり生きる。しかし、伊織の消息をつかむため薩摩へ行くという松村の妻女と弟を追って、再び、事件の渦中に飛び込むことに。そこで金三郎は、意外な事実を知る。
 戦前から戦後にかけて、大河内伝次郎、市川右太衛門らによって映画化された大佛次郎の原作をドラマ化。平と近藤、ふたりのベテランと、金三郎にほれる太地喜和子、水原ゆう紀ら女優陣も演技派が揃うが、このドラマで注目したいのは、薩摩側の伊集院伝八郎役の川合伸旺。はじめは気迫のこもった立ち回りを披露していたが、戦いのたびにパワーアップ。ラストでは、飛び道具も駆使し、恨みのこもった怪演を見せる。
 1932年、愛知県に生まれた川合伸旺は、劇団青俳、三島由紀夫主宰の劇団などを経て、多くのドラマ・映画で活躍。特に悪代官役には定評があり、フィギュアが発売されるほど。ペリーは生前、しばしば取材したが、気さくで優しく、チャリティの芝居にも出るなど志の高い演劇人であった。2006年永眠。

掲載2011年09月16日

『最後の忠臣蔵(主演:役所広司)』
忠臣蔵生き残りのふたりの過酷な運命を
役所広司×佐藤浩市×杉田成道が描ききる

(さいごのちゅうしんぐら) 2010年

掲載2011年09月16日

「忠義の精神」の象徴のように繰り返し語り継がれる「忠臣蔵」の物語。討ち入りした赤穂四十七士のうち、切腹したのは46名。ただひとり生き残った寺坂吉右衛門(佐藤浩市)は、大石内蔵助(片岡仁左衛門)から、「生き証人として事実を後世に伝えよ」と命じられ、志士の遺族を訪ねる旅をしていた。「卑怯者」とののしられながら苦難を続けて16年。吉右衛門は、討ち入り前夜に姿を消した孫左衛門(役所広司)を見つける。ともに討ち入ろうと誓い合った孫左はなぜ出奔したのか、真意を確かめようとした吉右衛門に孫左は刃を向けた。ふたりは、孫左の抱えた秘密を共有し、やっと「討ち入り」を完結させたかに見えたが…。
 ペリーはこの作品について、佐藤浩市にインタビュー。その際、「これは死に損ないではなく、生き損なった男の物語。吉右衛門にとって孫左は怒りもあるが、やっと見つけた同士だった」と語っていたのが印象的だった。役所・佐藤共演は91年のドラマ「武田信玄」以来。脚本の田中陽造は佐藤を映画人として育てたともいえる作品「魚影の群れ」の作家であり、意気込みは大変なものだった。
「北の国から」で知られる杉田成道の演出は静粛かつ強靭。大御所・西岡善信の美術は緻密で美しい。女子高生鑑賞企画に参加した女子も号泣したというラストは、重く心に残る。

ペリー荻野プロフィール
ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。