ペリーのちょんまげ ペリーのちょんまげ

掲載2013年07月26日

「髑髏検校」
「田村正和が吸血天草四郎になって美女を襲う
「かわりにこの身を...」由美かおるは二役熱演

(どくろけんぎょう ) 出演者:田村正和/由美かおる/三浦真弓/竹井みどり/芦川よしみ/伊吹剛/左右田一平/船戸順 1982

掲載2013年07月26日

江戸城大奥。深夜、雷鳴と怪しげな光とともに、着流し姿の検校(田村正和)と不思議な女たち(竹井みどり、芦川よしみ)が現れる。検校に魅入られた者は、生血を吸われ、殺されていく。検校の正体は、島原の乱の中心人物・天草四郎だった。悪魔と取引し、悪霊となった四郎は、160年の時を経て、徳川への復讐を始めたのだった。折しも江戸城内では、京都より輿入れした将軍正室・茂子を抹殺しようという陰謀が…。検校も茂子を狙うが、そこに立ちはだかったのは、腰元の琴絵(由美かおる)だった。琴絵を見てなぜか驚く検校。「前世からの宿命。そなたにはかかわりない」と琴絵を避けようとする検校だが、琴絵は「(茂子の)かわりにこの身を」と叫び、悲劇が起こる。ラメ入りの着流しというマネのできないいでたちの美形検校様。由美かおるは、“可憐な腰元”も当たり役で、「大奥悪霊の館」などの怪奇時代劇作品に出演。インタビューの際には「好奇心が旺盛で正義感がある腰元だから、開けちゃダメというところばかり開けちゃうのよ」と笑顔だった。

 横溝正史時代劇といえば、イケメン岡っ引きの「人形佐七」が知られているが、本作は、作家が得意とする妖気漂う怪奇編。常田富士夫、木村元、梅津栄ら名わき役が多数出演。城警備の武士(伊吹剛)は吸血鬼の封じ手十字架を手に戦いを挑む。意外な結末に注目。

 

掲載2013年05月03日

「徳川風雲録 八代将軍吉宗」
八代将軍吉宗に隠し子発覚!?の大事件
中村雅俊が語った「吉宗と自分の共通点」とは

(とくがわふううんろく はちだいしょうぐんよしむね ) 出演者:中村雅俊/内田朝陽/松平健/内藤剛志/松方弘樹/藤田まこと/西郷輝彦/西田敏行 ほか 2008

掲載2013年05月03日

八代将軍徳川吉宗の波乱の人生を描く。主演は中村雅俊。吉宗をサポートする土屋主水之助に松平健、紀伊国屋文左衛門に西田敏行と、歴代吉宗大集合!の作品というのも面白い。

 紀州徳川家の藩主光貞(松方弘樹)と於由利(かたせ梨乃)の間に生まれた四男新之助(内田朝陽)は、家老の家で育つ。しかし、兄たちの急逝で思わぬ運命をたどった新之助は、ついに八代将軍徳川吉宗となった。そこに幼馴染の多藻(酒井美紀)が密かに生んでいた子・天一(内田二役)と名乗る若者と後見人の山内伊賀之介(内藤剛志)が名乗り出る。

 有名な天一坊事件が主軸ではあるが、ほかにも大奥最大のスキャンダル江島生島事件(生島新五郎役は中村俊介)がからんだり、大石内蔵助(西郷輝彦)率いる赤穂浪士討ち入り、吉宗のライバルと言われた徳川宗春(山田純大)が出てきたりと、キャラクター豊富で、見ごたえたっぷり。ペリーは、撮影当時、中村雅俊を取材したが「自分も予想もしない展開でドラマの主役を射止め、人に知られるようになった。運命の不思議を感じる点は、吉宗と共通していると思う」との言葉が印象的だった。京都の時代劇スタッフは怖いと言われていたが、心を開けば、こんなに素晴らしい技術を持った集団はいないと感動したとも語った雅俊吉宗。熱血で人間味あふれる将軍の姿に注目したい。

掲載2013年04月12日

「同心部屋御用帳 江戸の旋風」
テレビ時代劇初出演の加山雄三の黒足袋がいい感じ!
田中邦衛、近藤洋介、地井武男ら個性派が勢ぞろい。

(どうしんべやごようちょう えどのかぜ ) 出演者:加山雄三/田中邦衛/近藤洋介/地井武男/木村四郎/千秋実/浜美枝/小沢栄太郎/橋本功 ほか 1975

掲載2013年04月12日

 75年、テレビ時代劇初出演の加山雄三が、南町同心千秋城之介を演じ、人気シリーズとなった本作。原作は推理作家の島田一男。その大きな特徴は、城之介はじめ、六人の個性的な人間たちによるチームの捜査だ。頭脳明晰にして剣にも強い。デキる男城之介、眼光鋭い高瀬儀右衛門(近藤洋介)、理論派の三保木大学(地井武男)...これだけ聞いただけでも演技派揃いだが、そこに女好きだがどこかとぼけて憎めない由良三九郎(田中邦衛)登場! つまり映画「若大将」シリーズの若大将と青大将が時代劇でも顔を合わせているのである。ゲストも豪華で、第一話「矢取り女」には、やはり東宝映画で活躍した土屋嘉男、第三話「慕情遠島船」には村野武範、「入れ墨の女」の水野久美するほか、「女難同心」の回では、地井の父役で小沢栄太郎が出演。息子を思うあまり信じられない行動をとり、事件となる。

 チーム捜査は、当時人気の「太陽にほえろ」を想起されると言われたが、「江戸の疾風」でメガホンをとった高瀬昌弘監督は、「太陽」でも活躍している。スピード感と男同士の友情やライバル心はとても現代的。シャープなメイン音楽も海外の刑事ドラマのようなイメージで心に残る。ちなみにペリーが一番心に残っているのは、加山雄三の黒足袋。敵と渡り合う瞬間、ビシッと決まる足さばきに感動した。今見てもかっこいい!

掲載2013年04月05日

「達磨大助事件帳」
密命を受けた御用部屋の「昼行灯」が活躍。
中村梅之助がチームで難事件を解決する。

(だるまだいすけじけんちょう ) 出演者:中村梅之助/岡まゆみ/山崎竜之介/鈴木慎/和田幾子 ほか 1977

掲載2013年04月05日

 奉行所の片隅、陽も当らない御用部屋でひたすら書類整理などに明け暮れる事務職で“昼行灯”手付同心の大助(中村梅之助)。しかし、彼は奉行の筒井和泉守(鈴木瑞穂)から「取り調べ文書を丹念に読み、疑わしい事件を密かに調べよ」と命令されていた。それは拷問などによって、無実のまま罪に服する人々を救えという意味だった。大助は、元纏持ちの疾風の仙太(鈴木慎)、矢場の女将で鉄火肌の七変化のお柳(和田幾子)、伝馬町の牢番仏の辰吉(山崎竜之介)らとともに、事件の真相を探る。

許せぬ悪を抹殺するというのとは反対に無実の人々を救うというのが新しい。また、無辺流十手術と神道夢想流棒術の達人でもある大助が自宅では、十八歳!の新妻雪絵(岡まゆみ)にメロメロ。雪絵は超お嬢様育ちで、家事など一切できず、いつも夢を見ているようなおっとり女子。魚屋に花札を教わると「なんと楽しい」と大助に勝負を挑んだりする。

ゲストも多彩で、十五話「十手に光る父子星」では、伴淳三郎、二十四話「愛憎の架け橋」には、志垣太郎・栗田ひろみの当時のフレッシュコンビ、二十六話「夕陽の渡り鳥」には伊吹吾郎が登場。十八話「雪に散る子守唄」では、復讐に燃えるぎらぎら男に中尾彬と虐待される薄幸の娘池波志乃のふれあいがしっとりと描かれる。梅之助の歌う「達磨音頭」や随所に出でくる達磨アニメもかわいい。 

掲載2013年03月22日

「敵は本能寺にあり」
明智左馬之助が歴史的大事件の目撃者に。
市川染五郎が、新角度から戦国の真実に迫る。

(てきはほんのうじにあり ) 出演者:市川染五郎/玉木宏/中村梅雀/釈由美子/椎名桔平/藤田まこと/竹中直人/柄本明/岸部一徳/平田満 他 2007

掲載2013年03月22日

 「本能寺の変」といえば、明智光秀が織田信長に謀反を仕掛けた大事件として知られるが、信長の遺体が発見されないなど、真実は謎に満ちている。そこに新たな解釈をした加藤廣の「信長の棺」は大ベストセラーに。本作は同じ加藤原作の「明智左馬之助の恋」をベースに、明智光秀(中村梅雀)の娘綸(釈由美子)、三宅弥平次後の明智左馬之助(市川染五郎)の波乱に満ちた月日を描く。

 快進撃を続ける信長(玉木宏)に謀反を図ったとされる荒木村重に嫁いでいた綸は離縁され、明智家に戻された。彼女を出迎えた弥平次は、信長からのヘッドハンティングも断り、明智家にとどまった。その背景には、綸への深い思いが。しかし、二人には過酷な運命が待ちうけていた。本能寺の隠し穴など、伝説的な話は真実なのか!? 新角度から歴史事件を見つめる姿勢は加藤作品らしい。

玉木の凛々しい信長はじめ、大河ドラマに続き二度目の羽柴秀吉役の竹中直人、徳川家康役の椎名桔平など戦国オールスターも登場するが、蜂須賀小六の中西良太、本多忠勝の勝部演之など戦国の脇役たちがいい味を出しているのも見物のひとつ。時代劇初出演となる釈由美子は綸を「戦国を美しく生きた女性」と分析。会見などで「所作や間など時代劇独特の雰囲気を楽しめた」と語り、撮影スタッフからの評価も上々だった。

掲載2013年01月11日

「伝七捕物帖」
唄う時代劇スター高田浩吉の人気シリーズ
連続殺人、花嫁誘拐、宝探し、奇怪事件連発!

(でんしちとりものちょう びじょこうもり ) 出演者:高田浩吉/草笛光子/伴淳三郎/瑳峨三智子/水戸光子/石黒達也/大谷友右衛門 ほか 1957

掲載2013年01月11日

 1911年尼崎生まれの高田浩吉は、1926年に松竹京都撮影所に入社。すっきりとした中に愛嬌も感じさせる二枚目で、戦前の映画界で人気を博した。トーキー時代になると、美声をいかして35年にレコード「大江戸出世小唄」を出してヒットさせ、“唄う映画スター第一号”と呼ばれる存在に。映画の中でも華やかに歌い、踊り、多くの娯楽作品で活躍した。「伝七捕物帖」は、推理名人の黒門町の伝七(高田)が、下っぴきの竹(伴淳三郎)とともに、縦横無尽の活躍をみせる人気シリーズ。連続殺人、誘拐など、話はどんなにシリアスでも、やっぱり伝七親分は唄ってます!!

 「伝七捕物帖 美女蝙蝠」は、謎めいた老人の死に続き、なんと愛妻お俊(草笛光子)の父までもが同様の手口で殺害されるという深刻な展開。探索を続けるうちに、伝七は、沈没船と金塊の秘密にたどり着く。その金塊の隠し場所は意外なところに…。カギを握る女の役で登場するのが嵯峨三智子。山田五十鈴を母に持つ個性派女優だが、ここでは“ふたつの顔”を演じ分け、存在感は抜群。続く「伝七捕物帖 銀蛇呪文」では、奇怪な幽霊騒動と連続殺人を探索する。ここでも嵯峨三智子が艶やかな姿を見せる。どうやら麻薬がからんだ事件と見込んだ伝七が、事件関係者を集めるのは、なんと吉原。両国の川開きや吉原の風情など、艶やかさも高田時代劇の魅力。

 

掲載2012年08月03日

「田原坂」
ベテランスタッフも思わずうなった名場面!
「あの後ろ姿は里見さんでなく西郷さん...」

(たばるざか) 出演者:里見浩太朗/風間杜夫/近藤正臣/萬屋錦之介/森繁久彌/秋吉久美子/根津甚八/多岐川裕美 ほか 1987

掲載2012年08月03日

 里見浩太朗主演超大型時代劇シリーズでも、もっとも役作りに苦心したという「田原坂」。里見はクランクインを二週間遅らせて、その間、一日五食食べ続けて体重を8キロ以上増やし、肉襦袢をつけ、西郷隆盛役に挑んだ。

 幕末の薩摩で藩主島津斉彬に見出された西郷吉之助(里見)は、二度も流罪にされながらも頭角を現す。大政奉還後の江戸で、無血開城を成し遂げ、維新の立役者として陸軍大将となった西郷だが、征韓論での対立をきっかけに政治から追いやられ、やがて西南戦争へと突入していく。ペリーは地元薩摩で取材経験があるが、西郷軍は賊軍となってからも地元の民に慕われ、差し入れなどを受けたという。本来、西郷は戦を望まず、身分を奪われて不満を募らせた士族たちの暴走から、運命を変えられたのだった。

「一生に一度のお願いでごわす」と、朝鮮への使者になりたいと岩倉卿(佐藤慶)に懇願しても「西郷が戦を企んでおると思われておる」と一蹴され無念の西郷。彼を慕い戦死する村田岩熊役の野村宏伸はじめ、宮川一朗太、坂上忍、新田純一ら「白虎隊」で共演した少年も多く出演。爆裂が続く田原坂をひとり歩く里見の後ろ姿をベテランスタッフが「あれは里見さんでなく西郷さんだった」とつぶやいたという。西郷の弟小兵衛(堤大二郎)の壮絶な激突シーンなど、名場面もお見逃しなく!

掲載2012年07月13日

「天皇の世紀」
時代を映す斬新な展開。伝説の名作が復活!
原田芳雄のまじめな吉田寅次郎が泣かせる

(てんのうのせいき) 出演者:田村高廣/木村功/三島雅夫 ほか 1971

掲載2012年07月13日

 大佛次郎の原作もとに、ペリー来航以後の日本の姿を豪華キャストによって、オムニバス形式で描いたシリーズ。ドキュメンタリーのようなリアリティは、歴史ファン、ドラマファンを満足させ、伝説の名作と呼ばれている。監督は、当時、大作「戦争と人間」などを手掛けていた山本薩夫、今井正、日活で浅丘ルリ子作品を多く手がけた蔵原惟繕、脚本にはさきごろ亡くなった新藤兼人も参加している。

第四話「地熱」、五話「大獄」では、何かと政治に介入しようとする徳川斉昭(三島雅夫)を「ただの老いぼれ」とののしる井伊直弼(中村竹弥)が、安政の大獄を始める過程を描写。

水戸家への密勅とその秘密の暴露などがスリリングに描かれ、歴史の流れがよくわかる。大獄の圧力は公家にもおよび、多くの才人が投獄されることになった。井伊を助ける長野主膳(天知茂)が、「震えあがらせてやる」「頭の毛は幾度も生えます。生えないように…」と暗に処刑をにおわすなど、対立派への憎しみにも似た感情を出す姿が恐ろしい。

捕縛された中には、吉田松陰こと寅次郎(原田芳雄)も。人に好かれる寅次郎は牢内でも人気者。原田が、さわやかに演じ、処刑される哀しみも伝わる名演技。その他、橋本左内に田村正和、岩倉具視に伊丹十三。この後、桜田門外の変へと、時代は動く。

 

掲載2012年03月30日

「独眼竜政宗」
大河ドラマ史上最高視聴率の大人気作
渡辺謙のタフな政宗、周囲の人間模様も見事

(どくがんりゅうまさむね) 出演者:渡辺謙/三浦友和/西郷輝彦/竹下景子/いかりや長介/後藤久美子/沢口靖子/岡本健一/桜田淳子 ほか 1987年

掲載2012年03月30日

最高視聴率47.8パーセント、平均視聴率39.7パーセントという驚異的な記録を残した大河ドラマ中の傑作。戦国後期、東北を舞台に次第に力をつけ、天下を狙えるとも言われた伊達政宗は幼少時に疱瘡によって隻眼となり、屈折した少年時代を過ごす。さらに父・輝宗(北大路欣也)は非業の死を遂げ、母義姫(岩下志麻)からは憎まれる。そんな少年が、やがて東北の勇者“独眼竜”と言われるほどの人物になった背景には、彼のために命を投げ出すほどの覚悟を決めた優秀な家臣がいた。

この作品の人気は、主役の渡辺謙の若さと思い切りのいい演技。そして、秀吉の勝新太郎、義姫の兄最上義明の原田芳雄、政宗に忠誠を誓う片倉小十郎の西郷輝彦、伊達成実の三浦友和など、絶妙なキャスティング。また、政宗の側室・猫(秋吉久美子)のお茶目な場面など、脚本のジェームス三木が、たくみにエンタテイメントの要素を取り入れているところも見逃せない。私はジェームス先生ご本人から「配役については、誰と誰が仲がいいとか悪いとか意外に気を使う」と意外な苦労も聞いた。西郷・三浦・渡辺はこの作品で公私ともに親しくなったという。義明にそそのかされ、わが子を殺す妄想にとりつかれた母を演じた岩下の危機迫る演技、秀吉にヘッドハンティングされた小十郎の命がけの断りの弁の場など、息詰る名優の演技は、今も語り草だ。

掲載2011年12月09日

『忠臣蔵(主演:松平健)』
松平健の大石内蔵助VS伊東四朗吉良上野介!
ご存知場面満載。田中好子、藤田まこと登場

(ちゅうしんぐら) 2004年

掲載2011年12月09日

朝廷の勅使饗応役に任命された赤穂藩主・浅野内匠頭(沢村一樹)は、指南役の吉良上野介(伊東四朗)から、度重なる嫌がらせを受けた。実はその背景には、五代将軍徳川綱吉(津川雅彦)の影があった。江戸在勤の赤穂藩士らは、料理や屏風に文句を言われ、急な畳替えをさせられ、殿の装束をわざと間違って指導されても、必死に耐えていたが、饗応当日、ついに内匠頭が、殿中松の廊下で、吉良に対して刃傷沙汰を起こしてしまう。その日に庭先で切腹した内匠頭の無念を晴らすため、赤穂の家老・大石内蔵助(松平健)ら四十七士の苦難の日々が始まる。
 製作発表会見で「オーソドックスにこれが『忠臣蔵』と言われる作品に」と主演の松平健が語ったように、名場面はしっかり押さえられている。キンキラ衣装のワイロ大好き吉良は、討ち入り当日、寝入った布団も枕もキンキラで憎々しげな中にも独特の面白さが漂う。内蔵助を支える妻りくに田中好子、恩義のために四十七士を助ける天野屋利兵衛に藤田まことも登場。味のある演技を見せる。他にも、脇坂淡路守に村上弘明、内蔵助の遊興相手の浮橋太夫に池上季実子、荻生徂徠に橋爪功、吉良方の剣客清水一学に松重豊など豪華な顔ぶれ、泣かせるのが吉良邸の図面を握る大工親子(西田健と前田愛)。四十七士の寺島進、宇梶剛士の暴れっぷりにも注目。

ペリー荻野プロフィール
ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。