ペリーのちょんまげ ペリーのちょんまげ

掲載2011年11月18日

『徳川三国志』
近衛十四郎、松方弘樹、目黒祐樹勢ぞろい
柴田錬三郎原作。宇都宮城吊天井であわや!!

(とくがわさんごくし) 1975年

掲載2011年11月18日

柴田錬三郎が、有名な登場人物と史実とフィクションをたくみに織り交ぜた大型時代劇。
 三代将軍徳川家光(片岡孝夫、現仁左衛門)は、名君と言われたが、彼を支えたのは「知恵伊豆」と呼ばれる老中松平伊豆守信綱(松方弘樹)だった。次期将軍の座を狙う紀伊大納言頼宣(芦田伸介)は、配下の根来幻幽斉(近衛十四郎)と根来忍者を使って、家光を追い落とす機会を待っていた。折りしも、家光は日光参詣を決定。しかし、家光は重病に…。死を覚悟した家光は、自分の身代わりに伊豆守を日光へ行かせる。それを知っているのは、同行する会津藩主(仲谷昇)のみ。行列をしたて、なんとか宇都宮城に着き、自分が身代わりだと知られていないとホッとした伊豆守の頭にからくり天井が迫ってきた!! 将軍暗殺の陰謀のため、入念に計画されたワナだった。
 原案は「水戸黄門」「大岡越前」でもおなじみの葉村彰子(実際は複数の脚本家のペンネーム)。将軍の身代わりとなった伊豆守の身代わりになるのが、魚屋の一心太助(目黒祐樹)というのも面白い。松方と目黒、そりゃ似てるはず。有名な吊天井のエピソードをベースに近衛一家が、敵味方に分かれての大暴れ。
 柳生十兵衛(若林豪)、伊賀忍者の鴉の甚兵衛(松山英太郎)、天下を覆そうと狙う浪人・由比弥五郎(中村敦夫)のインテリぶりもさまになっている。

掲載2011年10月28日

『丹下左膳(主演:中村獅童)』
中村獅童左膳が走る!ほえる!斬る!
百万両の壺の行方とチョビ安の運命は。

(たんげさぜん) 2004年

掲載2011年10月28日

乱暴者だが、どこか憎めない隻眼隻手の浪人・丹下左膳(中村獅童)は、浅草駒方の小唄の師匠お藤(ともさかりえ)の家に居候。居候の割には態度がでかい左膳のもとには、おかしな事件が持ち込まれることもしばしば。あるとき、お藤の舎弟与吉(渡辺いっけい)が、古びた壺を持ち込んだ。実はその壺は、司馬道場の跡取り娘・萩乃(宮路真緒)と婚儀が決まったまじめ人間の柳生源三郎(RIKIYA)が国元の兄から贈られた品。この婚儀を阻止したい道場の師範代・峰丹波(松重豊)の謀略で、与吉が盗み出したのだった。ところが、その壺には柳生家の運命を左右する百万両の隠し場所が記されていた!? 左膳、柳生、峰、さらにもっと怪しげな連中も壺を追う。
 偶然、事件に巻き込まれたこどもチョビ安を救うため、左膳が走る!斬る! 当時、舞台から映画、ドラマと活躍の場を広げていた獅童が時代劇を志した若きプロデューサーと組んでぶっ放した痛快編。この役は、伯父の萬屋錦之介も演じており、「光栄だが身が引き締まる」と語っていた獅童だが、最近は伯父の持ち役に積極的に取り組んでいる。2011年は、伯父の当たり役のひとつ「一心太助」を歌舞伎で演じて好評を得た。
 気が強いが左膳にほれてる可愛いお藤をともさかりえが熱演、名君のはずなのにどこかとぼけた徳川吉宗の風間杜夫もいい味。

掲載2011年09月23日

『天下御免の頑固おやじ 大久保彦左衛門』
森繁彦左衛門&西郷太助&竹脇無我家光
大奥がらみの悪事に立ち向かう痛快長編

(てんかごめんのがんこおやじ おおくぼひこざえもん) 1982年

掲載2011年09月23日

「天下のご意見番」としてその名を知られる大久保彦左衛門(森繁久彌)だが、金には縁の無い暮らし。彼の子分を自称する魚屋の一心太助(西郷輝彦)が集金に来ても、払うことができず、大久保家の用人・笹尾喜内(松山英太郎)も困り顔。仕方なく、金を借りにいった武蔵屋(遠藤太津朗)のところには、金と権力を握りつつある勘定奉行の川勝丹波守(安部徹)が出入りしていた。川勝の屋敷は「金に糸目はつけない」という豪勢な普請中。川勝の養女は大奥で上様の寵愛を受けているというが、その裏には何かが…。
 頑固なだけでなく、とぼけた面白さは森繁彦左ならでは。たとえば、太助の帳面をチェックしながら「鯛、ひらめ、鯛?こんなものはわしは食しておらんぞ」「それはお隣ので」「なになに、ではうちは、いわし、さんま、サバ、…ははは、だが払えん」てな具合。挙句に「親の難儀は子の難儀」と太助に借金の供までさせ、女中のおなか(志穂美悦子)を「太助とお似合いじゃ」と仲人気取りになってしまう。その彦左が心から大切に思う上様、家光を、先般世を去った竹脇無我が誠実に演じているところも見物。このほか、病弱な家光の正室を山口いづみが演じているほか、三浦浩一、藤岡琢也、春川ますみ、里見浩太朗ら「水戸黄門」「大岡越前」などCALドラマのおなじみの面々が揃う。豪華な痛快編。

掲載2011年07月01日

『立花登 青春手控え』
藤沢周平原作の青春・人情・医療・事件帖
中井貴一を助ける篠田三郎が粋な顔を見せる

(たちばなのぼる せいしゅんてびかえ) 1982年

掲載2011年07月01日

医学を志し、町医者の叔父を頼って江戸に出てきた立花登(中井貴一)だが、金銭にうるさい叔父から半ば強制的に小伝馬町の牢医師を命じられる。叔父の娘ちえ(宮崎美子)からは「登」と呼び捨てにされ、用事まで言いつけられる登。しかも、牢にはさまざまな罪人がおり、中にはまじめな登をだまそうとする者も…。「善人長屋」の回では、目の不自由な娘(壇まゆみ)が心配だという殺人犯・吉兵衛(山谷初男)の言葉を信じ、長屋に出向いた登は、娘が狙われているらしいと知る。ベテラン山谷の鬼気迫る熱演は、心に残る。また「花一輪」の回では、押し込み強盗鶴吉(火野正平)が拷問を受けても仲間の名を明かさず、牢内で殺される。鶴吉の女房お英(風吹ジュン)は復讐を誓うが…。牢内での殺人という難題に向かう登の活躍は見逃せない。
 原作者の藤沢周平は、死罪も含め、ぎりぎりのところに生きる罪人たちの生き様を登に見せ付ける。傷つき、悩む登を支えるのは、岡っ引きの藤吉(地井武男)や小伝馬町世話同心の平塚(篠田三郎)。「鬼平」シリーズなど、まじめな役の印象が強く女性ファンの多い篠田が、ここでは美人女将(宮下順子)といい雰囲気で、自ら三味線で鼻歌など口にする粋な顔を見せるのも注目。彼らに細かく文句を言う同心のケーシー高峰の存在も、いかにも役人世界的で面白い。

掲載2011年02月04日

『敦煌』
制作費45億円。日本映画史に残る壮大さ!
井上靖の代表作を現地ロケと豪華キャストで

(とんこう) 佐藤純彌

掲載2011年02月04日

宋の国の官僚試験に落ちた青年行徳(佐藤浩市)は、新しい国・西夏にあこがれ、仲間とシルクロードに旅に出た。灼熱の過酷な道程、彼らは、西夏軍の兵隊狩りに遭い、捕虜として兵士にされてしまう。その部隊の隊長・朱王礼(西田敏行)は、根っからの武人だが、学のある行徳に一目起き、行徳も王礼の生き方に惹かれていく。あるとき、行徳は、西夏軍に滅ぼされたウイグル族の王女ツルピア(中川安奈)と出会う。ふたりは激しい恋に落ちるが、行徳は西夏文字を学ぶために派遣される。一年の約束を守れず、三年後帰国した行徳は、ツルピアが西夏王(渡瀬恒彦)の妻にされそうになっていることを知る。しかし、誇り高いツルピアが選んだ道は…。好人物の役が多い西田敏行が、ここでは無骨ながら一本筋を通す武人を熱演。りりしくカッコいい!
公開当時は日中平和友好条約締結十周年。当初、20億円の予算が45億円必要になったという。作者井上靖は、この作品について「大変幸福な作品」と評している。
佐藤、西田、渡瀬はじめ、田村高広、三田佳子など、豪華な顔ぶれが揃い、現地ロケも敢行。演出家として知られる蜷川幸雄も出演。
ヒロイン・ツルピア役は、日本はもとより、アメリカやフランスからも公募して決定された。イメージソングをケビン・コスナーが担当していることにも注目。

掲載2010年12月31日

『茶々 天涯の貴妃』
茶々・和央ようかがりりしい女武者に!
寺島しのぶの小督(江)、富田靖子の初も熱演

(ちゃちゃ てんがいのおんな) 2007年

掲載2010年12月31日

浅井長政と信長の妹・市(原田美枝子)の間に生まれた三姉妹、茶々・初・小督は、父を滅ぼした信長(松方弘樹)に引き取られる。父のしゃれこうべで酒を飲めと市に迫る信長に、怒った茶々は、母に替わってその酒を飲み干し、信長に「いずれ天下をうかがう女帝になる」と予言された。その信長も本能寺で亡くなり、母の再婚相手柴田勝家とともにつかの間の家族となった三姉妹だったが、今度は豊臣秀吉(渡部篤郎)に攻められ、養父と母を失う。妹は政略結婚させられ、茶々は、憎いはずの秀吉の子を産む。秀吉も世を去り、豊臣秀頼の母となった茶々(和央ようか)は、徳川家康(中村獅童)と、真っ向から衝突する。
歴史に翻弄された三姉妹というより、与えられた運命の中で、誇り高く、自分の生き方を貫く女として描かれる。見どころは、自ら甲冑を着て、馬にまたがり、颯爽と家康の前に現れる茶々。長身で都会的イメージから、熱狂的に支持された宝塚の元男役トップスターだけに、その身のこなしは実に鮮やか。その茶々を「気に入らないなら殺せば」と平然と秀吉に言う北政所(余貴美子)は少し化け猫風で怖い。私は撮影現場を取材したが、和央ようかのストイックな役作りは現場でも評判に。大坂城のセットに茶々ときんきら趣味の秀吉が立ち、町を眺めるシーンは、CGで広大な市街が描かれた。制作費10億円の大作。

掲載2010年12月24日

『忠臣蔵 風の巻・雲の巻』
仲代大石内蔵助の渋い演技でリクエスト多数
渡辺謙、吉岡秀隆、中村吉右衛門も登場。

(ちゅうしんぐら かぜのまき・くものまき) 1991年

掲載2010年12月24日

勅使接待の大役を務める播州赤穂の浅野内匠頭(中井貴一)は、指南役の高家筆頭吉良上野介(大滝秀治)から、理不尽な仕打ちを受けていた。その背景には、柳沢出羽守(江原真二郎)の画策があったのだった。家臣に支えられ、耐えてきた内匠頭だったが、殿中松の廊下で「田舎侍」とののしられ、ついに刀に手をかけた。刃傷事件で大騒ぎとなる中、内匠頭は、即日切腹。その知らせが赤穂の筆頭家老大石内蔵助(仲代達矢)のもとに届く。
昼行灯といわれた大石が、やがて同志47人で吉良邸に討ち入り、見事主君の仇討ちを果たすまでを二部構成で描く。注目すべきは、豪華なキャスト。瑤泉院に古手川祐子、大石りくに山本陽子、赤穂義士の片岡源五右衛門に高橋悦史、堀部弥兵衛に花沢徳衛、堀部安兵衛に地井武男、大高源五に益岡徹など。中でも、討ち入りの夜、不在の兄の羽織を相手に酒を飲む赤垣源蔵の渡辺謙、まだ十代ながら決死の覚悟で参加する矢頭右衛門七の吉岡秀隆の熱演は印象的。内匠頭を応援する脇坂淡路守の北大路欣也、討ち入りを果たした面々に「さてこそ赤穂のご浪士か!」と声をかける幕府大目付に中村吉右衛門も登場。フジテレビの時代劇を支えた面々大集合で、リクエストも多い「忠臣蔵」。大滝吉良の「くふ、くふふ」という意地悪笑いも見逃せない。

掲載2010年12月10日

『翔べ!必殺うらごろし』
怪奇現象続発!!必殺シリーズの異色作。
21世紀の今、改めて面白さが倍増するかも?

(とべ!ひっさつうらごろし) 1978年

掲載2010年12月10日

必殺シリーズ第14弾。特徴は、主役の中村敦夫が太陽を信仰する行者の格好で「先生」と呼ばれ、仲間の怪力の女(和田アキ子)が「若」、記憶喪失だがすれ違いざまに相手を刺し殺す怖いおばさん(市原悦子)がそのまま「おばさん」と、匿名性を持っていること。マネージャー的存在の正十(火野正平)だけが名前を持ち、現世にいて、異世界にいる他のメンバーをつないでいるような構造だ。
彼らは、旅をしながら各地で怪奇現象に遭遇。その裏にある悲劇を知り、悪党を退治する。その技でもっとも驚くのは、先生だ。いつも担いでいる大きな旗を槍投げのごとく放って、相手に突き刺す。この放送が始まった昭和54年当時、ペリーは個人的にその三年前にヒットした映画「オーメン」の塔のポールが落下して人に突き刺さるシーン思い出した。とにかく怖い。
木像の目から血の涙が出たり、人形がしゃべったり、オカルトムード満点。第9話「家具が暴れる恐怖の一夜」では、うらごろしメンバーと、凶悪犯を護送する一団、盲目の巡礼らが暴風雨の夜、一軒の農家に閉じ込められた。その家の女房は数年前から行方不明。そして連続殺人が。サスペンスタッチの推理劇と意外な結末が見事。
現場ではスタッフと意気投合したそうで、いい思い出の番組になっていると和田アキ子も語っている。

掲載2010年11月12日

『徳川慶喜』
悪役にも描かれる慶喜の苦悩と決断
司馬遼太郎「最後の将軍」に本木雅弘が挑む

(とくがわよしのぶ) 1998年

掲載2010年11月12日

2011年大河ドラマ「龍馬伝」では、倒幕派の薩長などを憎み、まるで悪役のように描かれていた、第十五代将軍徳川慶喜。水戸藩主徳川斉昭の七男として生まれた彼が、一橋家の当主となり、どのような経緯で将軍となって、徳川幕府の幕引きをしたのかを描いたのが、98年の大河ドラマ「徳川慶喜」だった。原作は、坂本龍馬の生き方を描き、広く親しまれる小説「竜馬がゆく」の原作者・司馬遼太郎の短編「最後の将軍」
徳川慶喜(本木雅弘)は、正室美香(石田ひかり)と静かな暮らしをしていた。しかし、黒船来航以来、世情は不安定。町火消し・新門辰五郎(堺正章)とも親しい彼は、町人たちの不安も察していた。第十五代将軍に就任した彼は、日本を内戦から守るため、大政奉還を決意するが…。強気のハリスに「わざと日本で不自由させれば帰るんじゃ?」などとのんきなことを言う幕府重役、流産した美香を気遣う慶喜など、幕末の人間像が描かれる。複雑な難しい役は、クールで知的な役がうまい本木雅弘だからこそできたもの。彼の側近で女と間違いをおこす新三郎に藤木直人、世話係りに小野武彦、威勢のいい火消しの若い衆に山下真司、強気篤姫に深津絵里と、キャラクターも多彩。中でも、侍女松島の岸田今日子は、ときに厳しく、ときに優しく、出てくるだけで「何かある」予感をさせて楽しい。

掲載2010年04月02日

『大佛開眼』
実物大の迫力大仏のセットに驚愕!
大仏建立に陰謀と愛と憎悪が渦巻く

(だいぶつかいげん) 1952年

掲載2010年04月02日

奈良遷都1300年の記念の年。再び注目される「奈良の大仏さま」建立の過程を描いた、昭和二十七年芸術祭参加の大作映画。監督は、衣笠貞之助。
聖武天皇によって計画された大仏建立だったが、その影では、藤原ノ仲麻呂と橘ノ奈良麻呂との熾烈な政治抗争があった。そうとは知らず、純粋に大仏作りに夢を持ち、仕事に熱中する彫刻の天才青年・盾戸ノ國人(たてとのくにひと・長谷川一夫)。彼は、情熱的な美女麻夜寶(まやめ・京マチ子)に愛されながら、工房にこもっていた。しかし、彼の美貌に目をつけたのが、橘派の前大納言の未亡人(水戸光子)。彼女は権力にものを言わせて、「ほほほ、きっととりたてようぞ」などと國人を誘惑する。その二人の姿に嫉妬した麻夜寶は、いよいよ大仏のお顔の造営というときに、大仏破壊をたくらむ連中にそそのかされそうになるが…。
とにかく驚くのは、大仏のセット。手のひらで京マチ子が官能的な踊りができるくらいの規模で、なんと「五丈三尺」の実物大を実現してしまったのである。まさに遷都1300年のキャラクターせんとくんもびっくりの大迫力。「銅はむかでとなって、流れ出る」など、印象的なセリフも数多く、命がけで大仏を守ろうとする長谷川一夫の姿には神々しささえ感じられる。

ペリー荻野プロフィール
ペリー荻野

1962年愛知県生まれ。大学在学中よりラジオのパーソナリティ兼原稿書きを始める。 「週刊ポスト」「月刊サーカス」「中日新聞」「時事通信」などでテレビコラム、「ナンクロ」「時代劇マガジン」では時代劇コラムを連載中。さらに史上初の時代劇主題歌CD「ちょんまげ天国」シリーズ全三作(ソニーミュージックダイレクト)をプロデュース。時代劇ブームの仕掛け人となる。

映像のほか、舞台の時代劇も毎月チェック。時代劇を愛する女子で結成した「チョンマゲ愛好女子部」の活動を展開しつつ、劇評・書評もてがける。中身は"ペリーテイスト"を効かせた、笑える内容。ほかに、著書「チョンマゲ天国」(ベネッセ)、「コモチのキモチ」(ベネッセ)、「みんなのテレビ時代劇」(共著・アスペクト)。「ペリーが来りてほら貝を吹く」(朝日ソノラマ)。ちょんまげ八百八町」(玄光社MOOK)「ナゴヤ帝国の逆襲」(洋泉社)「チョンマゲ江戸むらさ記」(辰己出版)当チャンネルのインタビュアーとしても活躍中。